Lv0001【日銀プレイのカバード・コール】+117,000円

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2018.7.31(火)前場 BOJ発表待ち

今回ばかりは注目度の高いBOJ。

 

数年前のBOJは、オプション市場では「祭り」と言って良いほどの取り放題状態となっていた。いわゆる黒田バズーカの警戒から、事前大盛りからの事後大剥げ、というパターンが出来ていたのだ。

当時のポジションの取回しを簡単に説明すると、前日のNSにロング・ストラドル(ストラングル)などボラティリティ・ロングのポジションを組んで宵越しさせ、当日の前場中に適度に盛ったところで利食いをする。

 

利食いした後はマウスを握りしめながら、いつ出るともわからないBOJの発表を待つ。

 

発表後、今回は黒田バズーカはナシと分かれば即座にショート・ストラドル(ストラングル)やカバード・コールなどのボラティリティ・ショートのポジションを取る。

 

先物は数百円のレンジを乱高下するが、乱高下と同時にオプションは驚くほどに剥げ進むので、みるみる利益が乗ってくる。剥げ過ぎたところで利食いして返済。

 

当日のNSや翌日にFOMCが控えてるような場合は、ここから盛り返してくるので再びボラティリティ・ロングを組んでも良かった。

 

ギルドのセンパイたちが良くやっていたのは、前場にボラティリティ・ロングを利食い返済した後は、BOJの発表を待たずにプット・バック・スプレッドを組んで発表を待った。ATMもしくは一段ITMのプットを売り、10円以下のクズとなったFOTMプットを買う。そして発表後に大剥げするので利食い返済、という手口だ。

 

ん?発表後はボラティリティショートのポジションを取る、と上に書いているではないか。大剥げするのならボラティリティ・ロングのポジションであるはずの、プット・バック・スプレッドに利が乗るはずがない。このように思われる方もいるのではないだろうか。

 

そう、その通り。教科書ではプット・バック・スプレッドはボラティリティ・ロングのスプレッドであり、先物急落時にプットのFOTMが盛ることで利益になる、とされている。

 

この解説は理論的には確かに正しい。だが、オプション取引の実践では役に立たないどころか、有害な知識でもある。なぜならそこら辺でよく見かける先物の急落程度で、今どきのプットのFOTMが盛ることは、まずないからである。

 

真にプット・バック・スプレッドが利益を生む局面は、教科書の解説とは真逆、先物の上昇である。それも急騰であればなお良い。この理由や理屈がわからなくても、このゑもんレポートでおいおい明らかになると思う。

 

とにかくプット・バック・スプレッドは、黒田バズーカがアリでもナシでも良く、先物が盛大な往って来いであってもBOJを通過するだけで利益が乗ったし、発表の事前に組めるので楽だった。知る人ぞ知る、取り放題の手口だったのだ。

 

しかしやがて、この日銀プレイはアルゴが入ってくるようになってうま味がなくなり、日銀発表そのものの注目度も失い、次第に誰もやらなくなっていった。

 

話を元に戻し、本日のBOJ。当時ほどではないものの、今回のBOJの注目度は高く、日銀プレイを目論んだ。

 

前日ザラ場から組んでいたロング・ストラングルはいささか組むのが早すぎたものの、寄り付き後にちょうど下押しする局面で更に盛ってくれたので無事に返済できた。

 

さあ、BOJ通過後の剥げをどう取ろう。在りし日のようにプット・バック・スプレッドで行こうか、それとも素直にカバード・コールで行こうか。

 

11:00 エントリー

この時点で最も盛っていたのはコールのアウトだったので、カバード・コールで行くことにした。

 

1808C230 -3枚 52円
1809M 6枚 22460円

 

コールのアウトが最も盛っていたと言っても、前日比1%弱。数年前のBOJからしてみれば微盛り程度なので最初のポジションは小さくした。それに今回は黒田バズーカはないので、発表前から組んだ。きっとランチタイムに発表があり、往って来いで終わるだろう。

 

しかし後場の寄り付く時間になっても発表がない。直近14回会合は全て後場寄りまでに発表が終わっていたので、マーケットはザワめきだしていた。これはスマイルカーブを見ていればボラティリティが盛ってきたことで容易に感じ取れる。

 

当然、カバード・コールは含み損となっていた。もう1セットを追加しようとしたその時に発表が出た。

 

先物は200円ほど駆け上がり、いつも通りコールは大剥げ。「上げのC剥げP盛り」だ。カバード・コールの先物ロングとコール売り、両ポジションに含み益が乗ってくる。

 

その後の先物乱高下の最中もコールはどんどん剥げ落ち、大引けを迎えた。

 

NSにはFOMCがあるもののミニFOMCの為にボラティリティは更に剥げ進むと読み、ポジションはホールド。

 

23:00 全返済

NYオープン後に利食い返済。

1808C230 -3枚 52円 → 47円
1809M 6枚 22460円 → 22630円

+117,000円

ショッポいポジションで良い。
ショッポい利益で良い。
だがショッポい大損だけは許すな。
ギルドの秘帖【叛逆の始祖謀旨】の訓え。

 

一連の先物チャートはこんな感じ。

 

返済前のポジション。

 

スマイルカーブ。

 

ペイオフ・ダイアグラム

カバード・コール
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【日経225先物オプション】専業トレーダー。Extremistan の僻地辺境、山岳地帯にひっそりと生息する Chronolynx(クロノリンクス) というユキヒョウに似たネコ科のサブスピーシーズ。好物はクズOP。

2005年にFXデビュー後、2010年からオプションをメインにトレード。3.11で吹き飛んだことを切欠に、とある天才プロ集団であるクローズドギルドで勉強させてもらえることに。以来、戦友たちと切磋琢磨しつつ【ギルドの訓え】を身に付けるべく実践し、真剣に日々の取引を積み上げています。本サイトの開設は2018.07。

[Monthly profit and loss]
2019.04 + 181,000 JPY
2019.03 + 625,000 JPY
2019.02 + 385,000 JPY
2019.01 + 474,000 JPY
2018.12 +1,735,000 JPY
2018.11 + 371,000 JPY
2018.10 +1,947,000 JPY
2018.09 + 201,000 JPY
2018.08 + 556,500 JPY

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ゑもんレポート【日経225先物オプション取引編】