第一幕の続き……
2018.10.9(火) 15:05 経過
大引け、日中はほとんど動きがなかった。上昇トレンドが一服した今、再び東京市場の主体性はなくなった。先物の動きはなかったがIVは期近のプットが大きく剥げた。これは何を意味しているのか。
skewは寝たままなのでもちろん損益は悪化。この「プット・バック・スプレッド」が今後どのように変化していくのかジックリ観察していこう。
ちなみに売玉がINした。他のギルドなどでは「絶対に売玉をINさせてはならない」と言っている人もいるが、何を怖がっているのか、全く問題ない。
INした玉のガンマは既に最大値だし、ベガの上昇はOTMに比べて緩やかだ。もし返済時に板が薄くても「プット・コール・パリティのエスケープ」で簡単で逃げられる。だから売玉のINを怖がる必要はない、むしろOTM以遠の売玉の方がよっぽどコワイのだ。と、ギルドの訓え。
ぜひ以下のレポートも参考にしていただきたい。
暴落 = プット・バック・スプレッド、と脊髄反射してはいないだろうか。今回はそんな思い込みを180度変えるレポート。
Lv0079【暴落で爆益?クズOP職人に学ぶプット・バック・スプレッドの真価】+75,000 JPY暴落 = プット・バック・スプレッド、と脊髄反射してはいないだろうか。今回はそんな思い込……
どうしてこれ程まで一気に評価が変動したのだろうか。答えは先の問題と同じグリークスにある。ぜひ09:20と10:50の画像を比較検証していただき、答えを出していただきたい。
Lv0088【利食い失敗!プット・バック・スプレッドvsプロテクティブ・プット比較(世界同時株安2019.08)】-42,000円今回のレポートは前号のレポートの続き。オプション取引の小難しさを感じるレポートだ。 前号……
2018.10.10(水)23:55 プット・バック・スプレッド解体
むむ。なんかコレ、様子がおかしいのキテル。レーダーが反応。NYスタートと共に急落してきた。ちょっとスプレッドを組んでいる場合ではない相場かも。
オプション売玉を持っていてはいけない相場がキテル気がして、売玉を返済。「プット・バック・スプレッド」は「解体」、ポジションは「プット裸買い」に。
1811P23500 @-1枚 430.00円 → 返済 590.00円
解体コスト-160,000円
2018.10.11(木)04:25 経過
コレマジデスカ。日経-500円超。 10月2日に24480円まで上げた日経平均先物は、いま23000円まで戻してしまった。ダウは-700ドルとチャートは血の涙。このまま明けて東京市場の寄り付きを迎えると激盛り確定。
夜が明ければ最終取引日の10月ギリ、沸騰直前まったナシ。期先のプットの温度はまだ70℃くらい。
ポジションは「プット裸買い」なので、ペイオフダイアグラムなんかを見てもしょうがないのだけど一応。
期近盛りのせいでゴチャついて良くわからない「時間的影響を排除したスマイルカーブ」。
「流動性のないこの時間にオプションを約定させるのはツラい」時間帯ということもあって、板にボチボチと「CB」発が付き始めた。夜が明ければ10SQの取引最終日、「魔水」というか「魔木」というか大変なことになりそうだ。何よりも眠いが寝れないのがツラい。こんなとき「自宅警備員」とはトレーダーのことなのだとつくづく思う。
05:30 経過
NS引けにかけて下げ幅拡大。日経先物-700円の-3%超、ダウも-800ドルの-3%超。今のところリバウンドがないのが本当に「あかんヤツ」。
半年に一度程度しか起らない事象なので、オプションボードの画像も記録しておこう。どのストライクが跳ね上がっているか覚えておくと、次回の取引に役立たせることができると思う。
09:00 東京市場寄り付き
東京寄り付き。一応、お約束なので。おはぎゃー。
ご覧の通り、測定不能のスマイルカーブ。オプションは値段無視の踏み。
ちなみに、こんな時にINしてしまったストライクの売玉のあまり並んでない板を探し、スッ高値で注文を出すと……最近ではアルゴが動いていて厳しいかもしれないが、一度試してみると面白い。残酷なようだがこの商売そういうこと、と、これも「ギルドの訓え」。
ポジションはとりあえずホールド。
第三幕に続く……