前号のつづき。
2020.02.05(水)17:20 欧州市場オープン
オプション玉を期近に移動、デルタは微ロングに調整。攻めの「フルヘッジ・ブル・シンセティック」をホールド。
2003M @-1枚 23315.00円 → 返済 23325.00円 (-1,000円)
2003C24500 @+2枚 34.00円 → 返済 50.00円 (+32,000円)
2003P21000 @-2枚 57.00円 → 返済 60.00円 (-6,000円)
今回確定損益 +25,000円
合計確定損益 +30,000円
2020.02.05(水)17:40 欧州市場午前
「米国で新型ウイルス用ワクチンを開発」と真偽不明のアナウンスがマーケットに流れた。「黒田バズーカ」並みの破壊力で先物急騰。がっでむなんてことだ。
ホールド中の「フルヘッジ・ブル・シンセティック」はペイオフダイアグラム右側の断崖絶壁のクライミングを始め、評価は一気に回復した。
C240で事故発生。今の急騰で成りで入ってしまった玉(たぶん売りの返済玉)があるようだ。明日は我が身、オプション取引は慎重に、注意深くやっていこう。 pic.twitter.com/FVSHqt78B6
— 上野原土下座ゑもん🐾ゑもんレポート/日経225先物オプション (@Emon201) February 5, 2020
2002C24000で事故発生。成りで注文が入ってしまったようだ。普段から成り行き注文は絶対にやらないように。
2020.02.05(水)18:40 欧州市場午前
先のアナウンスが流れて1時間以上経過しているが、先物の上昇は止まらない。IVは「上げのP盛りC剥げ」から「上げの全盛り」にまで盛り広がる展開、非常に珍しい現象だ。
注目はデルタ・ガンマ・セータ・ベガの各グリークスの巨大化、「ガンマ・トレード」×「ボラティリティ・トレード」がしっかりと効いていることがわかる。画像にもあるようにベガ益は+0.49%取れている。欧州市場オープン時のものと比較してみよう。
先物急騰によりIVは期近・期先共に「上げの全盛り」、珍しい現象。 pic.twitter.com/eYjtL4jlBk
— 上野原土下座ゑもん🐾ゑもんレポート/日経225先物オプション (@Emon201) February 5, 2020
2020.02.05(水)23:25 欧州市場午後
この時間、プットのIVはついに+3%、大盛りとなっている。コールもプットの盛りに伝線する形で盛っているがFOTMコールは剥げ。
まもなくNY市場がオープンする。タイミングを見ながら「フルヘッジ・ブル・シンセティック」の「解体」態勢に入っていこう。
2020.02.05(水)23:35 コール買玉返済 NY市場オープン
コール買玉を返済。ポジションは「カバード・プット」となった。この後のNY市場の動向も見ていこう。
2002C24000 @+4枚 19.50円 → 返済 73.00円 (+214,000円)
今回確定損益 +214,000円
合計確定損益 +244,000円
2020.02.05(水)23:45 ミニ売玉返済
続いてミニ売玉を返済。ポジションは「プット裸売り」となった。
2003M @-3枚 23160.00円 → 返済 23600.00円 (-132,000円)
今回確定損益 -132,000円
合計確定損益 +112,000円
さてここで前号のレポートの最後(2020.02.05(水)15:15 東京市場クローズ時点)のポジション、期先「フルヘッジ・ブル・シンセティック」の追跡「シミュレーション」も見ておこう。期近に乗り換えなかったケースの「たられば」だ。
なんと未だに評価益の水準まで浮上していないことがわかる。これはダメだ。
2020.02.06(木)00:10 全返済
「プット裸売り」も返済、これで全返済完了。
相変わらずプットは+3%もの盛りが続いており、先物の上昇にも関わらずほとんど減価しなかった。当初の「先物は下落する」との読みは大外ししたものの、それでもカヴァーできるところが「オプション取引の面白いところナリ」。次のタイミングを狙っていこう。
2002P22000 @-2枚 19.00円 → 返済 14.00円 (+10,000円)
今回確定損益 +10,000円
合計確定損益 +122,000円
以下、今晩の「360倍速スマイルカーブ」も必見だ。