先週から安値波乱のマーケットが継続しており値動きは神経質な展開。わたし的にはこのように活発な相場が続いてくれた方がやりやすい。短期的に返済を繰り返すのでトレード頻度も多くなる。今回も前号のレポートからの続き。
前号のレポートはこちらからどうぞ。
- 米10年物国債利回り要ウォッチ、ネタにされることが多くなった。
- 戻り高値の20600円台はなぜか鉄板蓋、抜けるとすればNSかSQ後か。
- 安値20000円付近では猛烈な買い(買戻し)が入る。
- VIXは20ポイント前後で推移しており「波乱は終息した」とはまだ言えない。
- ポジション取りはよく狙い、引き付け、短期で、勝ち逃げ。
これらを意識してトレードしていきたい。それではオプション・トレードの現場の様子を詳しく見ていこう。
2019.08.07(水)12:15 プロテクティブ・プット 東京市場ランチタイム
昨日は大きくリバウンドした先物であったが、今日は「二番底」を狙いに行きそうな雰囲気。この時間のダウは時間外で-200ドルを超え、為替は105円台に再突入している。
前号のレポートの続き。マーケットから怪しい雰囲気を感じ「カバード・プット」を返済した足で、「プロテクティブ・プット」をエントリー。ポジションをオプション・ショートからドテン・ロングにした格好。VIXも19ポイント台、剥げて安くなったプットを買っていこう。
こちらの関連レポートも合わせてどうぞ。
2019.08.07(水)18:50 プット買い増玉 欧州市場午前
NSに入り先物上昇でIVは剥げ、先物はリバウンド後のレンジ上限20600円台に到達。プットの反応が良い今の相場だから許されるが、最適解はここで「プロテクティブ・コール」だったか。などと思いながら、やはりどうもこの雰囲気ウソくさい。「レーダーが反応」するのだ。ロングに傾いてしまったデルタの調整でプット買い@+1枚を追加した。「デルタ調整」。
なぜこのタイミングで最適解は「プロテクティブ・コール」と思ったのか。その答えは以下のレポートで書いているので合わせて参考にしていただければと思う。
2019.08.07(水)22:15 欧州市場午後
ああ、結局こうなるのか。米10年債利回りが1.62%を割り込み2016年10月来の水準まで低下したことを材料に、時間外でダウが急落。連れて先物も下落に転じ、IVは盛り返してくる展開。間もなくNY市場がオープンするが、様子を見ながら早々に返済していこう。
2019.08.07(水)22:45 全返済
NY市場がオープンすると米10年債利回りは1.6%を割り込んだ。VIXは23.6ポイントまで急騰。ダウは‐600ドル近くに達し、月曜日の直近安値を更新した。
先物で「セリングクライマックス」っぽい安値乱高下を確認したので、全返済。短いトレードで良い結果が出たと思う。前号のレポートでも書いたが、このような相場ではポジションを引っ張るより短期的なトレードを繰り返した方がわたしはやりやすい。NY市場は始まったばかり、このポジションは更に伸ばせるのかもしれないが、これで良いのだ。
次のタイミングを狙っていこう。
1909M @+4枚 20362.50円 → 返済 20250.00円 (-45,000円)
1909P18000 @+6枚 69.17円 → 返済 81.00円 (+161,000円)
今回損益 +116,000円
合計損益 +116,000円