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Ep0047【「コロイ」シーズン1/第07話-システムトレードの信頼性と規律】

 
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Ep0041【「コロイ」シーズン1/第01話(目次)-生粋のシステムトレーダー】
今回から連載していくレポートは、システムトレーダーとして現役で活躍する「コロイ」氏にインタビューを行ったものである。実は彼は以前の「3.11東日本大震災の一週間」というレポートにも登場している人物だ。……

 

■トレンドフォローであることは良く分かりました。注文の執行はシステムですか?それとも裁量ですか?

□システムです。1日に3回、エクセルが売買シグナルのメールを送ってきますので、それを見て自分で注文を出します。

 

■最終的に注文は自ら実行するわけですね。つまりそこには裁量を入れる余地があるわけですが、システムシグナルを無視、または変更することはありますか。それとも一切の裁量は排除していますか?

□システムトレードに不慣れだった最初のころは、自分の思惑でシグナルに違反したポジションを取ることもありましたが、今は絶対にシグナルどおりのポジションを取ります

 

■明らかにシステムが相場の逆サイドのポジションを取ることを指示していても?

□負けるだろうと思ってもシステムの指示に従います。

 

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・規律に従う

 

■なぜ?

□それが規律だからです。僕はワントレードで勝ちたいわけではなく、長期的に勝ちたいのです。それには規律を守る必要があります。そもそもシグナルは低勝率であることが分かっていますので、シグナルに従うか従わないかなど考える余地もありません。負けるだろうと思ったトレードが、結果的に大きな利益を生むポジションに成長することも珍しくはないでしょう?実行するのがイヤだと思うトレードほど意外な結末になるものです。

 

■なるほど。思惑と反するポジションが意外にも大きく育った、という経験があります。

□それに先ほども言いましたが、システムが損失を出してもそれはシステムの一部なので後悔は残りません。しかしシグナル違反をすると、ウマくいってもいかなくても酷く後悔の念が残ります。結果的に思惑が正しければシステムを出し抜いたと優越感に浸るトレーダーもいるのでしょうけど、僕にはそれが理解できません。

 

■シグナル違反のトレードが、結果的オーライで勝ったとしても後悔が残るのですか?

□後悔は残らないというトレーダーは、本来は裁量トレーダーなのでしょう。その場その場で臨機応変に戦略を変更するわけですから、それはもはやシステムトレードではありません。

 

■システムと裁量をウマく組み合わせて成功しているトレーダーもいます。

□それは裁量トレードの補助としてシステムを使っているのでしょう。僕のシステムの使い方とは全く異なるものですので、比較のしようがありませんし、比較する必要もないでしょう。

 

■つまりあなたの場合、長期的にはシステムの指示どおりに従っていくほうが、裁量トレードよりも信頼性が高いということなのですか?

□もちろんです。疑う余地もありません。

 

・バックテスト

 

■ではあなたのシステムが取るBO戦略が、将来に渡って利益を上げることができると信頼する根拠は何ですか?

□信頼の根拠はバックテストです。十分な期間のバックテストを行った上で、正の期待値を確認しています。同時に※モンテカルロも行っています。

 

※モンテカルロ
モンテカルロ・。モンテカルロ法とも呼ばれる。乱数を用いてシミュレーションを反復することで近似解を求める計算手法。ランダム事象に対してシミュレートするときに使われる。ルーレットやバカラなど、結果が不確実なカジノギャンブルの確率予測の計算などに使われることから、カジノで有名なモナコ公国のモンテカルロ地区の名が付いた。

 

■未来の相場も、あなたが行ったバックテストと同じようなマーケットだと思いますか?

□その保証はありません。いや、恐らく違う相場になるでしょう。

 

■将来は過去と異なる相場がやってくるということは、現在の戦略では利益を生み出すことができなくなる可能性がある、ということですか?

□もちろんです。過去に有効だったシステムのほとんどが、時間の経過と共に優位性を失いガラクタになると思います。

 

・矛盾はない

 

■ちょっと待ってください。システムが将来に渡って利益を上げることができると信頼する根拠はバックテストだ、とあなたは仰いました。しかし未来はバックテストと同じ結果にはならないのでシステムはほとんどガラクタになる、とも仰いました。この2つのあなたの答えには矛盾があると思うのですが。

□それはどうでしょう。矛盾していると思いますか?過去データで検証を行う以外にシステムを評価する方法があったら、是非教えてもらいたいですね。バックテストで期待値が正だということが確認できたのなら、現実のマーケットで運用することを躊躇する理由などありません。

 

■バックテスト上の正の期待値は、将来の正の期待値まで保証している訳ではないのですね?

□いいですか、未来は誰にも分からないのです。分からないことをやろうとしているのにシステムトレードになぜパーフェクトを求めるのですか。検証結果でGOサインが出たら、後はシステムを信頼して一か八かやってみるしかないのです。

 

■ということは、将来ウマくいかなくなった場合、いつかシステムに見切りを付ける可能性もあるのですね。

□リミッター備えています。システムで運用する場合、いつどのようになったら燃料パイプを遮断し、システムを停止するかをあらかじめ決めておかなければなりません。システムを信頼して運用をしますが、それはシステムが必ずしも利益を上げるということではないのです。

 

2019.08.09追記

 

(次号につづく)

 

Ep0048【「コロイ」シーズン1/第08話-ポジションサイジングは固定比率】
(目次ページへ戻る) ■トレードの基準としている時間軸は何ですか? □8時間足ですね。 ■珍しいですね。8時間ということは1日24時間を3分割するわけ……

 

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Ep0041【「コロイ」シーズン1/第01話(目次)-生粋のシステムトレーダー】
今回から連載していくレポートは、システムトレーダーとして現役で活躍する「コロイ」氏にインタビューを行ったものである。実は彼は以前の「3.11東日本大震災の一週間」というレポートにも登場している人物だ。……