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Ep0060【「コロイ」シーズン2/第06話-相場の上げ下げにカネを賭けるのは終わり】

 
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Ep0041【「コロイ」シーズン1/第01話(目次)-生粋のシステムトレーダー】
今回から連載していくレポートは、システムトレーダーとして現役で活躍する「コロイ」氏にインタビューを行ったものである。実は彼は以前の「3.11東日本大震災の一週間」というレポートにも登場している人物だ。……

 

■わたしの方が少し熱くなってしまい、話が反れてしまいましたね。それで、戦いの場をオプション市場に移してからパフォーマンスは非常に好調だと伺っていますが、その通りですか?

□まだ4ヶ月目ですが、SQ日ベースで損失を出した月はありません。今のところ全勝しています。

 

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・毎月の運用率

 

■差し支えなければ、運用率はどのくらいか教えていただけますか?

□月の運用率は平均でおよそ6%は出せる思います。この数字どう思いますか?まだまだですよね?

 

■いえ、月6%の運用ですと翌月全額再投資で税引き前の年率換算はおよそ100%の運用パフォーマンスとなります。1年後に資金はおよそ2倍になるということですから、非常に素晴らしいパフォーマンスだと思います。

□そうですか。

 

■ええ、とても。翌年も資金をそのまま全額再投資に回すと、税抜前の単純計算で当初資金は2年後にはおよそ4倍、3年後には8倍、5年後には33倍。そして10年後には1088倍となります。仮に当初資金を100万円とすると、10年後には10億円を超える計算となりますね。

□随分ざっくりと計算しましたね(笑)。しかしよく分かりました。このパフォーマンスが続くことはまずあり得ませんね。

 

■そうですね、控えめに言っても短期間の一時的な高パフォーマンスではないでしょうか。オプション取引のリスクとリターンは線形ではないという特徴がありますので特に短期的な資産曲線は信用に値せず、また将来のパフォーマンスを担保しているとは言えません。少なくとも数年単位のパフォーマンスがないと何とも言えない、というのが正直なところです。

□よく分かります。多くの相場環境を経験したレコードでないと計ることはできませんね。客観的な意見を聞くことができて安心しました。

 

・相場の上げ下げにカネを賭けるのは終わり

 

■勝率、ペイオフレシオ、プロフィットファクター、悲観的リターンレシオはいかがですか?

□システムトレードを止めた途端、大ざっぱな性格になってしまったみたいで計算していません(笑)

 

■あなたの性格からしてきっとそのうちに詳しいパフォーマンスも付けずにはいられなくなりますよ(笑)

□山があれば谷も平野もあるのがマーケットですから、現在のパフォーマンスが維持できるとは思っていません。しかし確かにこれほどまでの安定感は今までのような原資産のみのポジション・トレードでは絶対に成し得ないと思います。もっと経験を積んで長期的なパフォーマンスを計っていこうと思います。

 

■オプション取引でも例外なく、大多数の負け組とごく少数の勝ち組というマーケット参加者の構図が成り立っていますが、あなたにとってはとても相性の良いマーケットだと言えそうですね。

□ええ、そうなら良いと思っています。長らくFXトレードの激しい資産曲線の高下に見慣れてしまっていたので、最初はオプション・トレードが生み出す安定的なパフォーマンスに驚き困惑しました。今は「資金の運用」という視点から、オプション取引は必要不可欠な取引だと思ってます。

 

■あなたにとって今までのFXやCFDなどの原資産トレードはほんの序章。これからがいよいよ本章で、運用のための実戦的トレード、と言えるのではありませんか?
□まさにその通り。高い取引技術を持ったポジション・トレーダーが儲かっているのは認めます。しかし僕はそれで稼ぐセンスが少々欠けていました。もう相場の上げ下げにカネを賭けることは止めます。そして新しい運用手段を得て再スタートを切ったところなのです。

 

・プロは自分の手筋を明かさない

 

■さて、あなたはオプションでスプレッドを組みますね。

□ええ、そうです。

 

■スプレッド取引にはレシオ・スプレッドバック・スプレッドカレンダー・スプレッドバタフライ・スプレッドなど様々なものがありますが、どのようなスプレッドを組むことが多いのですか?

□僕の好みはダイアゴナル・スプレッドですが、型はマーケットの進行に対応して崩したり変形させてしまったりしますので、その質問にはなんとお答えすれば良いかわかりません。

 

ダイアゴナル・スプレッド

異権利行使価格・異限月のロング・ショートを組み合わせてアービトラージを行うオプション・スプレッド手法。同権利行使価格・異限月間のアーブであるカレンダー・スプレッドとは区別される。

 

■マーケットに対して流動的にそして変幻自在にスプレッドを変えていく、いわゆる「操作系」と言われる手法ということですね。

□そうですね。必要ならば次のマーケットに最も効果的だと思われるスプレッドに組み替えていきます

 

■差支えなければ、どのようなグリーク調整を目指すのか教えていただけますか?例えばデルタは常にニュートラル、セータは基本的にロングなど……。

□申し訳ありませんが手筋については……ご勘弁ください。

 

■わかりました、結構です。わたしがあなたと同じ立場でも、自分の手筋を答えるのは控えたでしょう。自分の戦略をシークレットにされるのは賢明だと思います。

□そうですか。助かります。

 

■ええ、特にオプション取引で優れた戦略を持っているのならシークレットにするべきです。自分の手筋をわざわざ外に漏らす人はいません。通用するうちは決して表には出さず、ガンガン稼ぎ続けるべきです。もちろんわたしも、いつも良くしてくださる親しい友人以外に、取引の内容を明かしたことはありません。閉鎖的で結構なことじゃないですか。

プロは自分の手筋を明かさない、ですね。わかりました。稼げるところまで稼ごうと思います。

 

※彼はこの後、レポートで公開しないという約束の元、自分が現在実践している手筋を明らかにした。その戦略ではここ数か月で非常に高いパフォーマンスを叩き出していたため、何か見落としているのではないか、何か大きな潜在的リスクを抱え込んでいるのではないかという不安感から、わたしに意見を求めたのだ。

 

結果、オプション・スプレッド取引に於ける独特の問題点はあったものの、ほんの少しの修正で優れた戦略となることが確認された。このオプション談義は長い時間続き、同時に彼のマーケットに対する真剣さや勤勉さを十分過ぎるほど感じた。

 

彼の希望通りこの間の会話はカットするが、レポートとして記録することができないのがとても残念である。

 

(次号につづく)

 

Ep0061【「コロイ」シーズン2/第07話-なぜオプション取引なのか】
(目次ページへ戻る) ■それではインタビューを先に進めましょう。 □そうですね。 ・なぜオプション取引なのか ■新しい戦いの場に、オプション市場……

 

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Ep0041【「コロイ」シーズン1/第01話(目次)-生粋のシステムトレーダー】
今回から連載していくレポートは、システムトレーダーとして現役で活躍する「コロイ」氏にインタビューを行ったものである。実は彼は以前の「3.11東日本大震災の一週間」というレポートにも登場している人物だ。……