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Ep0059【「コロイ」シーズン2/第05話-システムトレード時代のわたしを打ちのめした言葉】

 
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週間トレーダーズ・トリビューン
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Ep0041【「コロイ」シーズン1/第01話(目次)-生粋のシステムトレーダー】
今回から連載していくレポートは、システムトレーダーとして現役で活躍する「コロイ」氏にイン……

 

■通貨市場には参加していませんか?

□日経225を取引するために為替動向は気にして見ていますが、今のところFXのポジションは取っていません。

 

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・オプション取引がメイン

 

■日経225先物オプション市場は専業トレーダーの主戦場の一つです。また機関投資家の存在があまりに大きな市場です。板越しに見えている相手玉は百戦錬磨の猛者ばかり、そういう意味では今までのFXやCFDとはだいぶ勝手が違うのではありませんか?

 

全く違いますね。何もかもが違います。注文や板読みは信用取引の経験がありましたので教科書的な内容の部分は特に問題はありませんでしたが、実践的な内容となるとこれまでに僕が経験したどの市場ともまるで異なります。

 

■なるほど。

□とにかく日経225先物オプションはプロの市場ですので、いつか彼らから手荒い洗礼を受けるのではないかとビクビクしています。プロの思惑やヤル気、息遣いまでもが板を通じてダイレクトに伝わってくるのが一番の特徴ですね。いつもその緊張感や威圧感の前に縮こまっていますよ(笑)

 

■逆にヤル気なくダレている相場も板越しに伝わってきます(笑)

□ええ、そうですね。しかし日経225先物オプション市場でヘタを打てば即座に食い物にされることが分かっていますので、こちらは緊張しっぱなしです。FXなどのツーウェイクォートとは違い、板取引は桁違いに情報量が多くそして深いのです。

 

■日経225先物オプション市場でどのような取引を行っていますか?

□オプション取引がメインです。

 

■オプション取引のスタイルは多様です。単にオプションの裸買いや裸売りを行いオプション・プレミアムの変動そのものを取りに行くトレーダーもいますし、スプレッドを組んで限月間あるいは権利行使価格間のボラティリティタイムディケイをサヤ取りするトレーダーもいます。

 

また先物と組み合わせてダイナミック・ヘッジングを行っていくトレーダーもいます。あなたはどのタイプのオプション・トレードを実行していますか?

 

□スプレッドを組みます。僕のオプションポジションは基本的には片張りの状態で放置されていることはありません。必要なら先物でデルタ・ヘッジを入れますが、その機会は少ないです。

 

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・わたしを打ちのめした言葉

 

■これまでFXやCFDで長らく片張りポジションのトレードを行ってきて、ここにきて裁定取引を行うことに抵抗感はありませんか?

□最初は少し違和感を覚えましたが、結果が出せるのなら問題ありません。

 

■本当に?わたしは今でこそ活発にオプション取引を行っていますが、最初は裁定取引に慣れず苦労しました。市場も手法も全く異なる環境でのトレードに飛び込むのには戸惑いました。

□結果が残せなかった僕に戸惑っている余裕などありませんよ。

 

■それ、それです。わたしは、あなたの最大の強みはそれだと思うのです。

□どういうことです?

 

■わたしはあなたの「決意」は素晴らしいことだと思うのです。誰よりもトレードを真剣に考えているからこそできる決断だと思います。あなたは揺らぐことのない目標を定め、トレードをいつか絶対に、そして完全に自分のものにしようと誰よりも懸命で真剣です。

□いえ、まだまだ努力が足りないと思っています。

 

■トレードに真剣ではない人と比較してもしょうがないことなのですが、そのような人の共通点として結果が出せない出せないと嘆きながら、いつまでも無意味な情報や方法ばかりに囚われていて、同じ過ちを繰り返しているように思えます。

 

テクニカル分析や相場予測の上達、予想屋の発掘こそが結果を出すために必要なことだと勘違いしている人もいます。本人はそれでも精一杯の努力をしているつもりでしょうが、そのような誤った考えからいつまでも抜け出すことができず、端からみればただの趣味の研究家かギャンブル狂に映るでしょう。そのような人は自分がマーケットで何をしたいのか、よく分かっていないように見えます。少なくとも結果を出すことが目的ではないようです。

 

□厳しい指摘ですね。「同じことを繰り返しておきながら異なる結果を期待するとは、きっと頭がどうかしている」という古い金言は、システムトレード時代のわたしを打ちのめした言葉の一つです。僕には今までのようなギャンブルに時間とおカネを費やしている余裕などありません。

 

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・決して停滞することを許さない

 

■あなたには結果を出すためなら新たなマーケットやどんな取引方法でも研究してチャレンジすることを厭わないという覚悟があります。あなたほど真剣なトレーダーをわたしは知りません。そのような固い「決意」が、あなたの最大の強みだと思うのです。

 

つまりあなたが一般的なトレーダーと決定的に違う点は、自分で満足する結果が得られるまで決して停滞することを許さない、ということだと思うのです。

 

□確かに僕はこの世界で食っていけるようになることを、どうしても叶えたいと強く望んでいます。そのくせにやたらと無駄な遠回りしているみたいです。だから僕は一つのマーケットや利益の出ない方法に固執している場合ではないのです。これは自分の非力さが原因なのですから、恥を忍んで試す価値があるものなら何でも試しますよ。

 

(次号につづく)

 

Ep0060【「コロイ」シーズン2/第06話-相場の上げ下げにカネを賭けるのは終わり】
(目次ページへ戻る) ■わたしの方が少し熱くなってしまい、話が反れてしまいましたね。それ……

 

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Ep0041【「コロイ」シーズン1/第01話(目次)-生粋のシステムトレーダー】
今回から連載していくレポートは、システムトレーダーとして現役で活躍する「コロイ」氏にイン……