今回のレポートは「カバード・プット」を組んでからその後マーケットが動かなかったために放置していただけの内容なので最初と最後だけでOK。むしろ注目していただきたいのはペイオフダイアグラムの画像。時間経過により「カバード・プット」の損益曲線が徐々に満期線に近づいていく変化の様子と合わせて、グリークスの変化も観察していただきたい。
- 2019.04.01(月)11:15 カバード・プット 東京市場ランチタイム
- 2019.04.02(火)15:05 東京市場クローズ
- 2019.04.03(水)15:15 東京市場クローズ
- 2019.04.03(水)16:30 ミニ売増玉 欧州市場オープン
- 2019.04.04(木)22:25 NY市場オープン
- 2019.04.05(金)15:10 東京市場クローズ
- 2019.04.06(土)05:10 ミニ売増玉 NY市場クローズ
- 2019.04.08(月)15:15 東京市場クローズ
- 2019.04.09(火)22:45 NY市場オープン
- 2019.04.10(水)15:10 東京市場クローズ
- 2019.04.11(木)02:50 NY市場午後
- 2019.04.11(木)03:35 ミニ売り返済
- 2019.04.11(木)09:50 東京市場午前
- 2019.04.11(木)15:05 東京市場午前
2019.04.01(月)11:15 カバード・プット 東京市場ランチタイム
週明け月曜日の東京市場は+200円ほどの上窓を空けて堅調にスタート。先ほど新元号が発表された。IVはキレイな「上げのP盛りC剥げ」。
この局面をロング・スプレッドでいくなら、いつものアレ「プロテクティブ・コール」で日経平均先物の下落とコールの下げ盛りを狙いに行くことになる。しかしこの場合は短期的に結果が出ないと悲惨な結果が待っている。「プロテクティブ・コール」は優秀で出動回数も多いスプレッドだが、時間経過とヨコヨコもしくはジリ上げにはすこぶる弱い。
さて新年度がスタートした日経平均先物は総じて動きは止まりそうだ、と考えている。売買は月末の10連休もあり細っていくだろう。しかしどこかのタイミングで週明けで空けた21300円~21500円の窓を埋めてきそうに思える。よって長期戦に備えて今回はショート・スプレッドの「カバード・プット」で日経平均先物の下落と盛ったプットの減価を狙っていこう。
もちろん「プロテクティブ・コール」と「カバード・プット」を合成した「フルヘッジ・ブル・シンセティック」も有効なスプレッドだと思う。組み方によっては「ブラックスワン」をカバーしつつ、ある程度の長期戦にも対応できる。
誤解なきように書き添えると、レポートのタイトルに「放置」というキーワードが入っているが、本当に放置している訳ではない。ショートのオプション売りポジションなので放置するのではなく、いざとなれば即座に飛び降りれるように抜かりなくマーケットとポジションを監視しよう。価格アラートも忘れずに。これ大事。
2019.04.02(火)15:05 東京市場クローズ
日経平均先物は昨日から特筆すべき動きもなく推移。ポジションは「カバード・プット」をホールド。今日の雰囲気から週明けで空けた米株や日経平均先物の21300~21500の上窓を今週にも埋めてくる可能性もあるように思える。
2019.04.03(水)15:15 東京市場クローズ
本日の日経平均先物は堅調に推移。ポジションは「カバード・プット」をホールド。
2019.04.03(水)16:30 ミニ売増玉 欧州市場オープン
1906M21745@-1、ミニ売増玉。
2019.04.04(木)22:25 NY市場オープン
本日の日経平均先物も総じてレンジ内の小動き。特筆すべき内容は何もない。ポジションは「カバード・プット」をホールド。
2019.04.05(金)15:10 東京市場クローズ
昨晩のNY市場から日経平均先物は方向感なく推移。今晩はNFPを控えている。ポジションは「カバード・プット」をホールド。昨日から1905P21000に買いの「タイマー注文」の観測がある。
2019.04.06(土)05:10 ミニ売増玉 NY市場クローズ
「NFP」を波乱なく通過したNY市場はまもなくクローズ。VIXは12ポイント台まで低下している。1906M21850@-1、ミニ売増玉してポジションは週越え。
2019.04.08(月)15:15 東京市場クローズ
週明けSQ週の月曜日。寄り付き後に瞬間的に21950円の高値を付けた日経平均先物は、その後伸び悩み。200SMAの突破は簡単にはいかないだろう。一旦の天井を付けて下落ターンに入ったと考えて良いと思う。先週まで盛り続けてきたIVは、今日のところ大きく剥げている。
2019.04.09(火)22:45 NY市場オープン
ひたすらヨコヨコ推移だった日経平均先物はNYタイムがオープンすると下落。ポジションはデルタ・ショートなので都合の良い展開に。「カバード・プット」をホールド。
2019.04.10(水)15:10 東京市場クローズ
SQ週の水曜日。昨晩の米株の下落を引継ぎ、日経平均先物も軟調、だが小動き。時間が経過していく以外に変化がないのでポジションもイジくる必要がない。「カバード・プット」をホールド。
2019.04.11(木)02:50 NY市場午後
まもなくFOMC議事録。プット売玉は当初から大きく萎み、もはや「カバード・プット」として効いておらず、ポジションはほとんど「ミニ売り」の状態。そろそろ引きどきのようだ。下押ししたタイミングで返済していこう。
2019.04.11(木)03:35 ミニ売り返済
FOMC議事録を通過するも動かず、期待していた下押しはない。今NSから1904ギリの最終売買日。このまま反騰しても困るのでミニ売玉はここで切り離し返済。残された「プット裸売り」も返済注文を入れて約定待ち。
1906M @-6qty 21692.00 JPY -> close 21620.00 JPY (+43,000 JPY)
This profit and loss +43,000 JPY
Total profit and loss +43,000 JPY
2019.04.11(木)09:50 東京市場午前
最終売買日の東京市場。引き続きプット売玉を1円返済注文中。
2019.04.11(木)15:05 東京市場午前
1円買板に並んでいたプット売玉はこの時間になっても約定せず、結局2円で全返済完了。
当初は週明けに空けた21300円~21500円の窓を埋めて21250円程度までの下落を見込んで組んだスプレッドだったが、結果的にその読みは大きく外した。
ひたすら動かない相場が2週間続き、高値は21950円、安値は21550円。日経平均先物の水準はエントリー時とほとんど変わっていないので、プット売りに助けられたトレードとなった。
今月は10連休を控えてやりにくい相場がまだ続きそうだが、1904SQ通過を見越して次のトレードに備えよう。
1904P21000 @-2qty 71.00 JPY -> close 2.00 JPY (+138,000 JPY)
This profit and loss +138,000 JPY
Total profit and loss +181,000 JPY