中編の続き……。
2018.10.23(火)19:20 経過
NS寄り付きこそ上窓スタートだったが、直ぐにマイ転し21800円まで一段安、現在リバウンド中。アジアに続き欧州各国の株価指数も年初来安値更新が続出。
スマイルカーブを良く見ていただきたい。プットFOTMが吹き始めているのがお分かりだろうか。これは滅多にない事象で、マーケットに非常に危険な状況が差し迫っていることを示唆している。そして「プット・バック・スプレッド」はWIN。
アホボラへの道筋は整ったようだ。しかしもちろん相場の上げ下げはわからないので、もしこのままリバウンドしていった場合の大剥げは必至。今のマーケットの状況とIVの変化、そして今後の相場展開をよく頭に刷り込んでおきたい。
22:40 再びカバード・プット
NYは-400ドルでオープン。世界同時株安(2018秋)で付けた直近安値を跨いだ下窓。チャートは非常に嫌な形になった。寄り付き後しばらくは乱高下しそうだ。
NY寄り付きと共に若干の均等剥げ。
NYオープンと共にIVが剥げたのが気になった。プットFOTMプットを返済し、1811P200@-5枚100円新規売り建て。最も落ちるであろうボンマのピークのプットを売る。ポジションは再び「カバード・プット」へ。デルタは微ショート。これでしばらく様子を見てみよう。
1811P170@10枚3.00円 → 返済6.00円
返済コスト +30,000円
合計損益 +52,000円
23:10 プット売増玉
1811P200@-1枚120円売増玉、ポジションはデルタ・ニュートラル。
2018.10.24(水) 10:30 経過
昨日の大幅安から世界を一巡し戻ってきた東京市場。ダウが400ドル安から前日比トントンまで戻して引けたことで、東京市場も寄り付きこそ+200円と高かったが、ダラダラと下げプラス圏を全て溶かした。既に値幅は上下300円もあり荒い。中国をはじめアジアの株価も安く始まっており、しばらくは乱高下が続く値動きの荒い展開になりそうだ。
昨晩のNYの下げ幅を縮小する局面で大剥げしたIVは、東京市場で全戻ししている。ボラティリティもしばらくは乱高下しそうだ。
期近がとても強い。ATMが剥げプットFOTMが盛り残っていることでskewは立ってきている。この形で「プット・バック・スプレッド」はWINとなる。
ポジションはホールド。デルタはショートに傾いた。
18:00 デルタ調整
ザラ場安値割れまで下押ししてきたところで、1811P200@-1枚95円売増玉。プット売を増玉してデルタをニュートラルに調整。
20:40 経過
値がさのボーイングの好決算を受けてダウが上昇。合わせて上げ幅を縮小していた欧州株も上昇に転じる。NYオープン後もこの世界同時反発の流れが継続できるか。
NS寄りから下押ししたことでIVは昨晩のレベルまで上昇したが、ダウが上昇に転じるとすかさず低下。今晩の米国市場でセンチメントが改善すると、明日の東京市場で一気に「ドッスン」剥げ落ちるパターンの可能性がある。
2018.10.24(水) 00:10 デルタ調整
NYがオープンしておよそ2時間経過。センチメントが改善なんてとんでもない。ダウはプラス圏から断続的な売りに見舞われここまでで300ドル下げていて完全に「あかんヤツ」。もしかして11月6日の米中間選挙までこんな感じが続くのか?こうも連日しつこく売り浴びせられると、作戦を変えざるを得ない。離脱したら剥げ狙いは潮時かな。
そしてこの大盛り。
1811P200@-1枚105円、プット売増玉。デルタをロングに調整。
02:15 全返済
ジェットコースター。
それにしても先物もジェットコースターなら、IVもジェットコースター。IVが数%単位でこんな短期間に変動するのは非常に珍しい。
「レーダーが反応」どころか鳴りっぱなし。もはや明日の「おはぎゃー」まったナシ。今後のオプション戦略とメンタルをリセットするために、ポジションを全返済。
1812M@-8枚 22255.00円 → 21750.00円
1811P200@-5枚 100.00 → 返済100.00円
1811P200@-1枚 120.00 → 返済100.00円
1811P200@-1枚 95.00 → 返済100.00円
1811P200@-1枚 105.00 → 返済100.00円
返済コスト+424,000円
合計損益 +476,000円
ほとんど「ミニ売り」益じゃないですか……。