前号のつづき。
2020.02.12(水)23:40 NY市場オープン
NY市場がオープン。先物は小幅に上昇し24000円をロックオンしているが上値は重い印象。NY市場のどこかでドカンと先物が一段高する局面がなければ、今回のトレードは厳しそうだ。引き続き「プロテクティブ・コール」をホールド。
コールの買玉がNTMしてきたことで更に巨大化したグリークスに注目だ。「ガンマ・トレード」のご希望通りにガンマは大きくなったが、同時にセータ(タイムディケイ)もより厳しくなった。また意図して「デルタ調整」を行わず(デルタ・ニュートラルを保たず)に先物上昇に賭けているので、デルタも追わなくてはならない。色々とメンタルに悪い。
2020.02.13(木)04:25 NY市場午後
NY市場午後、先物ジリ上げ。この上昇の仕方ではダメだ、爆発しない。ロング・スプレッド(オプション・ロング)でここまで良く持った方ではあるが、厳しさを増すタイムディケイにこの「プロテクティブ・コール」はこれ以上は耐えられそうにもない。わたしのメンタルも発狂寸前だ。
画像のペイオフダイアグラムを見ても分かるように、右の崖を登れど登れど滑り落ちている状態。「プロテクティブ・コール」は先物のジリ上げには滅法弱いのだ。
「プロテクティブ・コール」や「コール・バック・スプレッド」も同様の原理で、先物は下落してくれた方が都合が良く、上昇には弱い。
Lv0104【コール爆発!三連休明けSQ週のガンマ・トレード|リバース・コール・カレンダー・スプレッド】+210,000円今回のレポートはいつもの「ボラティリティ・トレード」ではなく、「ガンマ・トレード」となる……
明日の東京市場は2002月限の最終売買日。この様子では東京市場まで持ち越す余裕もないと判断、このNS中に返済していこう。明日の東京市場で24000円に乗せてくるのかもしれないが、そこはもう捨てよう。ペイオフダイアグラムの画像が示している通り、もし今朝のような先物反落にでも見舞われればあっという間に評価はマイ転してしまう非常に弱いポジションだ。
2020.02.13(木)04:50 全返済
全返済。満期直前のタイムディケイに苦しみ抜いた上で、結局は不発に終わった。しかし何とか損失とならずに済んだのは幸運と言えるだろう。「プロテクティブ系は鮮度が命」。さぁ次のタイミングを狙っていこう。
2002C24000 @+2枚 31.00円 → 返済71.00円 (+80,000円)
2003M @-2枚 23665.00円 → 返済 23955.00円 (-58,000円)
今回確定損益 +22,000円
合計確定損益 +22,000円
2020.02.13(木)14:15 たられば追跡シミュレーション
明けて2002月限の最終売買日の東京市場午後。今朝寄り付き時に流れた「湖北省の新型ウイルス感染症例、新たに1万4840件-基準見直し」とのアナウンスにより、先物は叩き売られた。昨日と同じパターンだ。先物はこの時間になっても元の水準を回復せず。
ペイオフダイアグラムの画像の通り、返済した「プロテクティブ・コール」のたられば追跡「シミュレーション」の評価は、なんと-6万円近くとなっている。ホールドを続けていたら目も当てられない結果となっていた。