ここ最近「カバード・プット」を多用してきたが、今週のリバウンド局面で期近プットの剥げもだいぶ進んでおり、どうもリスクにリターンが見合わなくなってきた。トレードに対する考え方は人それぞれだが、損益曲線が線形ではない取引をやっている以上、「勝てば何でも良い」という訳にもいかない事情があるのだ。
いずれまた「カバード・プット」が活躍できるときがくるのだろうが、今はベストなスプレッドとは到底言えない、というのが今回「カバード・プット」と一晩過ごして分かった率直な感想だ。
それでは現場の様子を詳しく見ていこう。
2019.06.06(木)17:15 「カバード・プット」欧州市場午前
昨晩はADPのネガティブ・サプライズにより急落する局面もあったが、東京市場はダラダラと持ち直しては引けにかけて売られるという、内容のない動き。
NSがオープンするとプットがスタートダッシュの「謎盛り」。日中の剥げ分を取り戻した格好。このタイミングで「カバード・プット」をエントリー。今晩のNSは明日の「NFP」を控えて神経質な動きとなるのか。
2019.06.06(木)21:50 ミニ売増玉
「デルタ調整」のミニ売り増玉@2。何やら雰囲気になってきた。NY市場オープンまでにプット売玉も整理しよう。
2019.06.06(木)22:05 プット売玉返済
これはダメだ、「レーダーが反応」。プット売玉を返済。ポジションは「ミニ売り」のみへ。またこのパターンか。
1906P20500 @-2qty 87.00 JPY -> close 95.00 JPY (-16,000 JPY)
This profit and loss -16,000 JPY
Total profit and loss -16,000 JPY
2019.06.06(木)23:35 ミニ売落玉、プット売新規建
どうやら過剰反応だったようだ。再度プット売建て、デルタ分のミニを落玉@4して「デルタ調整」。ポジションは再び「カバード・プット」へ。
1906M @-4qty 20803.75 JPY -> close 20770.00 JPY (+14,000 JPY)
This profit and loss +14,000 JPY
Total profit and loss -2,000 JPY
2019.06.07(金)09:25 東京市場オープン
プットは全く剥げない。むしろ盛り。さて、今晩の「NFP」に備えて日中でポジションを返済していこう。
2019.06.07(金)15:05 全返済
全返済完了。何だかガチャガチャとやったが、※またしてもベガ益はほとんど取れていない。結局セータを抜いただけで良いところが全くなかった。仕方がない。
※「またしてもベガ益はほとんど取れていない」前回のレポートを参照。
トレードに対する考え方は人それぞれだが、やれやれ「即死ポジション」のリスクを取ってこれではね、とわたしの正直な心の中。さあ気を取り直して、今晩の注目の「NFP」の戦略を立てていこう。
1906M @-3qty 20831.00 JPY -> close 20900.00 JPY (-21,000 JPY)
1906P20000 @-3qty 28.00 JPY -> close 12.00 JPY (+48,000 JPY)
This profit and loss +27,000 JPY
Total profit and loss +25,000 JPY