中編の続き……
2018.11.05(月) 14:25 経過
週明けの東京市場。ザラ場の値幅は200円程度と周囲の様子を伺いながらレンジ内を往復。今週は米中間選挙という超ビッグイベントを控えている。水曜日の東京市場寄り付き頃から開票が進み、ザラ場を直撃する予定。2年前のトランプが当選したときの大混乱が思い出される。
東京市場のザラ場時点ではプットの剥げ基調は変わらず。VIXは20ポイントを下回り19.5で引けている。
金曜日NYタイムの急落にビビってプット売玉を全返済をしてしまったが、後から見てみれば先物どん底・IVド天井で返済するという超絶大失態。また嫁さんに絶叫されるのか。「嫁さんが絶叫」のタグを作って、ささやかなレジスタンスの姿勢を示すことにしよう。このブログのサイドバーに実装しているタグクラウドは、タグ付けの記事数が増えれば増えるほど文字が濃く・大きくなる仕様だ。ポジションはホールド。
23:35 経過
冬時間に移行したNYがオープン。ナスダックはマイナススタートとなったがダウはプラス圏でスタート。
NYオープンに向けて盛ってきたIV、米中間選挙を間近に控え、今晩はどのような推移となるのか。最近軟調な展開がナスダックに注意したい。ポジションはホールド。
2018.11.06(火)00:25 新規プット売建て
1811P215@-2枚117.5円、新規プット売建て。ダウがマイ転したところでエントリー。デルタはロングへ傾けた。
15:10 経過
東京市場は今晩から明日の米中間選挙を控えて小動きだった。結果が出るのは明日のザラ場だ。
先物は小動きでもご覧の通りのIVは特盛。先物が堅調に推移していることと、やはり米中間選挙を意識しているのがわかる。どんな結果にせよ、イベントを通過さえすれば「ドッスン」大剥げとなるだろう。
ポジションはホールド。デルタはニュートラルになってしまった。
「時間的影響を排除したスマイルカーブ」。期近IVは大盛りだが、期先IVは大した反応を見せていないことがわかる。期先には米中間選挙は関係ないからだ。
昨日のうちに「シミュレーション」を組んでおけばよかったが、昨日のNSからでも「リバース・コール・カレンダー・スプレッド」、もしくは「リバース・プット・カレンダー・スプレッド」を組んでおけば、SQ週の強いセータに勝り、利益が出ているに違いない。また米中間選挙が通過する前場のうちに逆符号の「コール・カレンダー・スプレッド」、もしくは「プット・カレンダー・スプレッド」を組めば、期近IVの大剥げが取れると思う。
今更「ドヤ顔」で語ることほどのことでもないが、これらカレンダー系スプレッドは、盛りまたは剥げのIVの変動の大きさは 期近>期先 という限月間IVの変動特性を利用したスプレッドだ。限月間IVの変動特性をグリークスとBS式を引っ張り出して小難しく解説することもできるが、個人的にどうでも良いと思っているのでやめておこう。とにかく重要なのは、IVの変動の大きさは 期近>期先、ということ。と、ギルドの訓え。
またカレンダー系スプレッドには同限月スプレッドにはない優位性があり、同時に思わぬ罠が潜んでいる。詳しくはいつかカレンダー系スプレッドを組んだ時にでも書こうと思う。
いつの間にかカレンダー系の話に脱線してしまったが、この局面では何と言っても王道、「プット・バック・スプレッド」が有効ではないだろうか。この時の「プット・バック・スプレッド」に関しては以下のリンクで「シミュレーション」を行っているので、ぜひ合わせてご覧いただければと思う。
2018.11.07(水)05:10 経過
米中間選挙を控えて特に動きはない。狭いレンジ内での小動きに終始している。米国ではこの後8時から開票作業が始まる。大勢が判明するのは東京時間の後場か。
満期直前ということもありメガ盛りとなったIV。NS引け後から東京市場オープンまでの3時間半は空白となる魔の時間帯だ。VIXは19.91、2日連続で20ポイントを下回った。米中間選挙を通過した今晩も恐らく20ポイントを下回り、この度の「世界同時株安」は終息宣言となるのだろう。
ポジションはホールド。
09:05 プット売増玉
1812P207@-1枚220円、新規プット売り増玉。東京市場の寄り付き後、未だプレミアムが満タンに入っている期先のプットを売りニュートラルになったデルタをロングに調整。期先でもしっかりと「ドッスン」剥げると思う。開票が進んでいるが、前日高値を上抜けそうな雰囲気。
14:45 経過
一大イベントが直撃した東京市場ザラ場も、まもなく大引け。結局、米中間選挙は上院は共和党、下院は民主党の多数、大方想定通りの「ねじれ」となった。先物は安値20085円~高値22435円まで350円の値幅を乱高下する迷惑な動き。チャートには長いヒゲが残っている。
と書いているうちになんか、中国の急落に引きずられているのか大引けに向けて謎の急落。安値を更新するかも。20000円で止まるかどうか。どうせ長い下ヒゲ作るのに、まったく大人だか大人アルゴだか本当に何をやっているのか、ガチャガチャとイジくり回して呆れますわ。
IVは夜間に最大盛ったところから見れば「記念パシャリ」級の-10%前後の大剥げ。しかしこれも想定通り。
ポジションはホールド。
2018.11.08(木)00:50 経過
早いもので本日は11月SQ最終売買日。NYはプラス圏でスタートし、今のところ小動き。日経先物も目立った動きナシ。
ザラ場の大剥げの反動でIVは盛り返し。プットIVは先物の上昇は寄与。
ポジションはホールド。明日は最終売買日なのでザラ場には全返済する予定。今回はSQ持込は考えていない。
10:30 経過
11SQ最終売買日の東京市場は昨晩の米株高を引き継いで+450円高。寄り付きからは静か。特にコメントもない。中国次第で崩れそうにも見える。
ATMからドッサリ落ちる期近。こちらも特にコメントはない。
ポジションはホールド。
12:40 一部解体
後場に入るも動意なく小動き。安く返済買注文を出しておいた1812P207がラッキー約定したので、ミニ売りも外した。ポジションの「解体」開始。残りの11P215も1円で返済買注文中。大引けまでに約定しなければ、ふて腐れながら2円売りにぶつけよう。
1812M@-3枚20825.00円 → 返済22535.00円 ( -513,000円)
1812P20750@-1枚220.00円 → 返済105.00円 ( +115,000円)
返済コスト -398,000円
合計損益 +34,000円
13:00 全返済
大口さんがぶつけてくれて1円で約定した。どうもありがとう。全返済完了。しかしここまで長くミニ売りリレーすることになるとは思わなかった。一片の悔いナシ、と言いつつもこうして後からレポートを編集していると、「あの時ああしておけば、こうしておけば」と色々とタラレバを考えるところもあり、これはこれで自分の勉強になっているのですよ。失敗は「猛反省」し、次に生かして1つづつLvを上げていきたいもの。
1811P21500@-2枚117.50円 → 返済1円 (+233,000円)
返済コスト +233,000円
合計損益 +267,000円
相変わらず小動きの東京市場。
IVの動きも止まったようだ。さあNSからは新限月、次の戦略を考えるとしよう。