最近はコロナショック以来より続いていたより異常なオプション・マーケットは平時に戻りつつある印象だ。
先物が急変してもIVの盛りは続かず、ごく一時的なものであることが多くなってきた。盛り続かないとなるとオプション・ロングの「ボラティリティ・トレード」は、より細かく返済をしていくのが良さそうに思える。
これも「環境の変化」。ここは我を出してムリに突っ張ったトレードを行っても仕方がないので、マーケットの都合に応じて柔軟に対応していこう。
何となく適当にポジションを取っても何となく何とかなってしまうイージーモードの相場はとっくに終わっており、今はより精度が高いトレードが要求されるということだ。
ギルドの始祖が申しておりました
さてそんな中、「ギルドの始祖が申しておりました」ということで「ギルド集会所」から名言が飛び出したので「記念パシャリ」しておこう。
千葉 20:29
得意なパターンになったら出るだけで、そうでない時は様子見に限ります。下手に出てもとんとん程度
Emon 20:38
得意なパターンをいっぱい持っていると強いですね
そして以下はわたしのプロフィール文言。
オプション取引の最適解とは?=スマイルカーブ×スプレッド戦略×ボラティリティ・トレード×勝てるトコだけコツコツ投資。
「スマイルカーブ」を良く観察し、最適と思われる「スプレッド戦略」をその都度考え、「ボラティリティ・トレード」を「勝てるトコだけコツコツ」やっていこう、ということ。わたしの場合は、これが今のところのオプション取引の答えだ。
言葉の捉え方や感じ方は人それぞれであるが「ギルドの始祖が申しておりました」通り、今のような精度が高いトレードが要求される相場であっても難しく考えることはなく「得意なパターン = 勝てるトコだけ」やっていけば良いのだと思う。
あとは自分の「得意なパターン」をいくつ持っているか次第ではないだろうか。例えば以下のような「SQ週✖リバース系」のトレードもその一つ。
それではオプション・トレードの現場の様子を詳しく見ていこう。
2020.06.20(土)04:30 プロテクティブ・コール NY市場午後
土曜日の早朝、NY市場午後。MM(マーケットメイカー)が既に引いている時間帯なのでスマイルカーブの画像からは分かりずらいが、いい加減に剥げ過ぎと思われるOTMコール(ErisC)を買っていこう。「プロテクティブ・コール」をエントリー。
また週末に悪材料が出て週明けは「おはぎゃー」するかもしれないので、悪いポジションではないと思う。
Emon 05:09
OTMコール剥げ過ぎちゃったかも
2020.06.20(土)05:25 NY市場クローズ
期近のMMが若干戻ってきたので画像を再掲。
NY市場はまもなくクローズし、今週の取引は終了する。先物はこの時間になって米株と共に崩れてきて、日中安値22280円に並んでしまった。ポジションはこのまま「週越え」していこう。
2020.06.22(月)09:10 東京市場オープン
週明け月曜日、東京市場がオープン。
週末は「米国とブラジルで感染者急増、コロナ第2波の兆候」、という材料の他は特にナシ、窓開けもナシ。OTMコール(ErisC)は狙い通りの盛り直し。
目的達成ということで、これ以上「プロテクティブ・コール」を引っ張る必要はない。それでは返済していこう。
2020.06.22(月)09:15 全返済
全返済。今回のレポートのように、今後しばらくは盛り続かないことを前提にした細かいトレードが多くなりそうだ。次のタイミングを狙っていこう。
2007C23500 @+2枚 105.00円 → 返済 105.00円 (±ゼロ円)
2009M @-3枚 22416.00円 → 返済 22325.00円 (+27,000円)
今回確定損益 +27,000円
合計確定損益 +27,000円