今回も「プロテクティブ・プット」。いつまで回転させられるだろう、そろそろ下げ止まりそう、こんな高いプット買いたくない、とか余計なことは考えずに「バカの一つ覚え」でやっていこう。
でも「環境の変化」には十分に用心し、しっかりとタイミングを狙っていかなければ大ヤラレしそうだ。
「何も考えず、でもご用心」とはなかなかの矛盾。自分で書いてそう思うが、これ以外に良い表現が見つけられない。前回のレポートは以下から。
それではオプション・トレードの現場の様子を詳しく見ていこう。
2020.03.14(土)04:35 プロテクティブ・プット NY市場午後
昨晩は大暴落により「CB」(サーキットブレーカー)寸前まで迫った先物。今晩は昨日とは逆に大暴騰による「CB」が発動する手前の+1200円高。
先物@+400円でCB、コレ置いときますね^^
日経225先物6月限
◆3/13(金) 【終値16790円】
◆3/13(金)NS~サーキット・ブレーカー発動
・通常制限【±1870円/18660円】
・一次制限【±2810円/19600円】
・二次制限【±3750円/20540円】
※再度ご自身でJPX公式をご確認下さい!https://t.co/76Wsl6Slew— ゑもん🐾日経225オプション (@Emon201) March 13, 2020
NY市場の後場に「トランプ米大統領、新型コロナウイルス対応で国家非常事態を宣言」とヘッドラインが流れた。しかしこれは数時間前から噂されていた既知の情報でマーケットは織り込み済み。
金曜のこの時間とあってIVはコールを中心に剥げ推移。マーケットは沈静化に向かっていると読んでオプションを売っている筋もありそうだ。良い剝げ方なのでこの機会に「プロテクティブ・プット」をエントリー。
2020.03.14(土)05:20 ミニ買増玉
まもなく今週のマーケットは閉店。歴史に残る本当に大変な一週間だった。ミニ買増玉@+1枚。デルタを微ロングへ傾ける。週明け上窓でも(たぶん)ヨシ、下に窓が開いてもIV盛り返しでカバーできるはず(これは自信ある)だ。スプレッドはこのまま「週越え」していこう。
2020.03.16(月)09:15 東京市場オープン
おはぎゃー。また歴史に残る波乱の一週間がこの叫びで始まる。週明け月曜日の東京市場がオープン。500円程の下窓。いろいろヘッドラインが流れている。
- 日米欧など6中銀、ドル資金の供給を拡充
- FRBが1%緊急利下げ、ゼロ金利に、量的緩和も再開
- 日銀、金融政策決定会合を前倒しへ 本日の正午から
やりたいことはよく分かるけど、情報の精査は後回しで良い。このタイミングで返済注文を出していこう。
こういう朝寄りのときはプットの売板に高値で指値しておくと食ってくれる場合がある(オプションの売り手のパニックで)。自分がパニックになる側には絶対に回ってはならないよ、とどの相場本にも書いてあるのだけど繰り返される。相場だからこればかりは仕方がない。
同じようなことが以下のレポートでも。
画像のスマイルカーブの画像は調整中のために表示されていない。というか、朝寄りが落ち着くまではIVなんかガン無視のオプション市場なのでスマイルカーブも不要だ。
2020.03.16(月)09:20 全返済
すぐに食ってくれた。全返済。次のタイミングを狙っていこう。
2006M @+3枚 17736.00円 → 返済 17080.00円 (-197,000円)
2004P14000 @+2枚 240.00円 → 返済 395.00円 (+310,000円)
今回確定損益 +113,000円
合計確定損益 +113,000円
「ギルド集会所」のToki氏からまたまたフリー素材をいただいた。東京市場オープンのこの時間、米先物は早速「CB」したのだ。
ES =E-mini SPX(S&P500)先物
YM =E-mini DJI(ダウ)先物
Toki「中々ハイレベルな おはぎゃー ですよねw」