今回はプットが盛りにくくなってきた状況をから今まで繰り返してきた「プロテクティブ・プット」ではなく、「プロテクティブ・コール」にスプレッドを切り替えて組んでいったレポート。トレード2回分をまとめてアップ。
それではオプション・トレードの現場の様子を詳しく見ていこう。
2020.03.11(水)09:50 プロテクティブ・コール 東京市場午前
MSQ週の水曜日、「魔水」の東京市場。これだけ荒れていて今更「魔水」も何もないわけだが、先物は寄り付き後300円幅の乱高下。「250円は誤差」なのでこれも誤差程度の動きだ。
昨晩NSは先物が下落してもプットIVの反応はイマイチだった。「プロテクティブ・プット」(前号のレポート)は苦しみながらガンマに助けられて返済。今日の東京市場も今のところプットIVの反応は薄いようだ。
前号のレポートは以下から。
今回は「プロテクティブ・プット」ではなく、「プロテクティブ・コール」をエントリー。反応が薄くなったプットIVよりコールIVのほうがまだ優位性がありそう。「ボラティリティ・トレード」×「ガンマ・トレード」でいこう。
「プロテクティブ・コール」は先物の下落を望んでいるポジション?教科書には書かれていない、理論と実践の違い。
2020.03.11(水)15:15 東京市場クローズ
特に動きはなく東京市場はクローズ。「プロテクティブ・コール」をNSに持ち越していこう。
2020.03.12(木)00:00 NY市場午前
NY市場がオープン。先物は前日比ヨコヨコ、ホールド中の「プロテクティブ・コール」の評価はほとんど変わらず。思ったとおりIVはほとんど変化しない。この様子では最終売買日を前に一段剥げがありそうなので、タイミングを見ながら返済態勢に入っていこう。
2020.03.12(木)00:20 全返済
先物安値更新のタイミングで全返済。ダウは-1100ドルに達している。明日は03MSQ最終売買日、次のタイミングを狙っていこう。
2003C20500 @+2枚 96.00円 → 返済 18.00円 (-156,000円)
2003M @-4枚 19720.00円 → 返済 19200.00円 (+208,000円)
今回確定損益 +52,000円
合計確定損益 +52,000円
2020.03.12(木)00:50 プロテクティブ・コール NY市場午前
先ほど返済した「プロテクティブ・コール」(前号のレポート)をストライクを近づけて再エントリー。
2020.03.12(木)09:35 東京市場オープン
最終売買日の木曜日、東京市場がオープン。まず昨晩の米主要三指数から。
ダウ-1464ドル。CHOいや失礼タイプミス、WHOは「パンデミック」を認定、もうね。
返済していこう。
2020.03.12(木)09:35 全返済
全返済。次のタイミングを狙っていこう。
2003C20000 @+2枚 90.00円 → 返済 32.00円 (-116,000円)
2003M @-4枚 19280.00円 → 返済 18910.00円 (+148,000円)
今回確定損益 +32,000円
合計確定損益 +84,000円