今回は「いつものアレ」、「プロテクティブ・コール 」を組んだレポート。しかし読みを外して早々に撤退に追い込まれた。短いレポートとなるがお付き合いいただければと思う。
それではオプション・トレードの現場の様子を詳しく見ていこう。
2019.10.10(木)15:05 プロテクティブ・コール 東京市場クローズ
1910ギリ最終売買日の今日、東京市場は米中閣僚級会議を控えてヘッドラインに振らされる展開。先物は中見なく300円を超える乱高下が続いた。
レンジの上限に接近してきたところでポジションは「プロテクティブ・コール 」をエントリー。NSも良く動きそうだ。もしこのまま21600円を超えてくるようならコールは盛ってくるのではないだろうか。
レンジの上限?コールが盛る?「プロテクティブ・コール 」のエントリータイミングやコツなどについては、以下のレポートなどを参考にどうぞ。
2019.10.11(金)00:20 ミニ売り増玉 NY市場午前
NSの先物はレンジを上抜け、250円節目の21750円に接近してきた。しかしコールIVは微剥げ推移となっており「プロテクティブ・コール 」に評価益は乗らない。ポジションを組んでから先物は既に200円超ほど上昇してきたが、これは完全にダメなパターン。
この様子では22000円まで上を伺わないとコールは盛りそうもなく、見事に読みを外した格好。ここから更に先物上昇が続くと相当に都合の悪いポジションとなりそうだ。ダメと分かったらすぐにポジションの救出に動かなければならない。
先物の上昇が一旦止まるであろう21750円手前で「デルタ調整」のミニ売り@-3枚を増玉。先物の上昇で評価益は乗らないが、ガッツリとロングに傾いてしまったデルタをニュートラルに調整。
この「プロテクティブ・コール 」では22000円に届くまで付き合うことはできない(先物が上昇してもコールが盛らないので合成スプレッドの損失が拡大する)ので、先物の反落に乗じて順次コール買玉を落していこう。というか今は反落に賭けるしかない。反落すれば今なら無傷の内に逃がせるだろう。
2019.10.11(金)01:50 全返済
全返済完了。今回の「プロテクティブ・コール」は危うく悩みの種となりそうだったが、運よく先物反落局面で逃がすことができた。結果オーライと言えばその通りなのだが、次はもっと慎重にタイミングを狙っていこう。
1911C23000 @+12枚 15.00円 → 返済 21.67円 (+80,000円)
1912M @ -8枚 21589.00円 → 返済 21645.00円 (-45,000円)
今回確定損益 +35,000円
合計確定損益 +35,000円