06MSQ最終売買日に演じた先物大幅下落から一夜明け、SQ値が確定したのちに「プロテクティブ・プット」を組み、「敗戦処理」を行ったレポート。前号のレポートは以下から。
それではオプション・トレードの現場の様子を詳しく見ていこう。
2020.06.12(金)09:45 プロテクティブ・プット 東京市場オープン
おはぎゃー。06MSQ日、金曜日の東京市場がオープン。06MSQ値は「22071.46」で決まった。昨晩のNYダウは一時1900ドル超、史上4番目の下げ幅となってしまった。
昨晩のNY市場のオープンで「プロテクティブ・コール」を返済(前号のレポート)した。今回は「プロテクティブ・プット」をエントリー。朝寄り後、SQ通過のリバウンド剥げのタイミングで組んでいこう。
しかしIVは既にだいぶ盛っているところを買うのでポジションサイズは最小ロット、ここからの大剥げに巻き込まれないように十分に気を付けていこう。
昨晩の欧米の株価も記録しておこう。ひどい有様だ。以下、昨晩のギルド集会所より。
Emon 01:53
ぇ-… なんすかコレ -770円て…
MM 02:01
SQ前に、こんなになるとは思いませんでした
Emon 02:02
06P220 終値32円、これはきっと助からないだろな。けっこうな虐殺です
千葉 02:03
びっくりですよねー
Emon 02:04
ほんと今年前半は驚きの期ですね
Emon 09:38
「50円は誤差」の相場になりましたね。250円、1000円と誤差が広がってアホボラに発展したコロナショックを思い出します
MM 09:50
寄り前の、ギザギザスマイルが彷彿させます
2020.06.12(金)10:55 ポジション変更
むむ、この時間「レーダーが反応」。どうもここから更に先物が下げ進み、IVが盛り盛り上昇していく展開とはならないような雰囲気だ。読みを外したと考えて良いだろう。
ただの押し目なのか、それともコロナバブルは終わり下落トレンドに転換したのか、そんなことはわたしには分かるはずもない。しかしオプションはごく目先の動向や雰囲気も重要だ。下落により大盛りしてきたIVは、目先にリバウンドが起これば大きく剥げるに違いない。
そうと思えば早速ポジションを変更していこう。先ほど「プロテクティブ・プット」を作ったばかりではあるが、このポジションでは都合が悪い。
プット買玉を返済、ミニ買玉を追加。ポジションは単純「ミニ買い」のデルタポジションとなった。もし再び先物下落の兆しが見えてきたのならプット買玉を入れ直していこう。
2007P19000 @+1枚 155.00円 → 返済 140.00円 (-15,000円)
今回確定損益 -15,000円
合計確定損益 -15,000円
2020.06.12(金)21:20 ミニ買増玉
NSに入り上昇してきた先物が前日比タイまで下落してきたところで、ミニ買増玉@+1枚。
Emon 21:33
プット軽いですね。こういうのなかなか嫌いじゃないですゾクゾクします
2020.06.12(金)22:30 NY市場オープン
まもなくNY市場がオープン。流れが変わるかもしれないので、一旦ここで返済していこう。
2020.06.12(金)22:35 全返済
全返済。次のタイミングを狙っていこう。
2009M @+3枚 22018.33円 → 返済 22380.00円 (+108,000円)
今回確定損益 +108,000円
合計確定損益 +93,000円