今回も「プロテクティブ・プット」を回転させたレポート。
こんなイカれたマーケットになってしまってから、これでもかと言うくらい「プロテクティブ・プット」にはお世話になっている。しかしマーケットが沈静化に向かう流れになると途端に使えなくなるスプレッドなので、タイミングと「環境の変化」には十分に気を配っていこう。
それではオプション・トレードの現場の様子を詳しく見ていこう。
2020.03.18(水)18:20 欧州市場午前
東京タイムに「プロテクティブ・プット」を返済した。この時間になってプットIV(ErisP)が剥げからの盛り返しをみせてきたので再エントリー。現在ダウ先が下に「CB」している。最近の米株時間外「CB」のパターンでは欧州市場もダラ下げになるのではないだろうか。
前号のレポートはこちら。
以下は「ギルド集会所」Toki氏からダウ先物と SP先物の「CB」画像。いつもありがとうございます。
ES =E-mini SPX(S&P500)先物
YM =E-mini DJI(ダウ)先物
2020.03.19(木)03:10 NY市場午後
NY市場オープンで先物は500円ほど反騰しプットが大きく剥げる局面があった。しかし結局は全戻しする荒い展開。
明日にMSQを控える米主要指数先物もいつも通りに2000ドルほどサクッと動き、今月4回目の「CB」。原油は-22%、20ドル割れ目前で「CB」。VIXは再び80%台に回帰。メチャクチャなマーケットにも慣れるものだ。
それでは「プロテクティブ・プット」を返済注文を入れていこう。「流動性のないこの時間にオプションを約定させるのはツラい」のでアルゴの出し入れに合わせて割高に指値、食ってもらえるのを気長に待とう。
2020.03.19(木)03:25 全返済
この時間、ダウは19000ドルをも割れてしまった。
ダウが一旦の「セリングクライマックス」っぽく19000ドルを割り込み、先物も16000円割れ目前。このタイミングでプット買玉が約定。全返済。次のタイミングを狙っていこう。
2006M @+2枚 16450.00円 → 返済 16070.00円 (-76,000円)
2004P12000 @+3枚 190.00円 → 返済 240.00円 (+150,000円)
今回確定損益 +74,000円
合計確定損益 +74,000円