今回のレポートは「BOJ」前に「プロテクティブ・コール」を組成し、通過後に返済していったレポート。ごく短期的なトレードではあるが「BOJ」プレイの一つとして参考にしていただければと思う。
昨日の日中後場に起きた先物急落時のトレードは以下からどうぞ。
それではオプション・トレードの現場の様子を詳しく見ていこう。
2020.06.16(火)11:30 プロテクティブ・コール 東京市場ランチタイム
先物は先週の「FOMC」以降、連日の大幅下落。昨日の日中には安値21335円を付けた。
しかしNSに入るとリバウンドの様相。明けて今日の東京市場ランチタイム、この時間になっても上昇は継続、+800円を超える上昇幅となっている。このあとに「BOJ」が控えている。
さて、今回は「BOJ」プレイといこう。昨日はNSのオープンで「プロテクティブ・プット」(前号のレポート)を返済したが、今回は「プロテクティブ・コール」をエントリー。
「BOJ」の前にコール(ErisC)はほんの少し盛り返しを見せてはいるが、未だ剥げ散らかったままのコールを買っていこう。
先物はここまで+800円を超えて大幅にリバウンドしてきているので、「BOJ」通過で更なる上昇があれば短期的にコールは盛るかもしれない。反転下落でも「下げのP剥げC盛り」が期待できそうだ。ギルドの訓え、三対二の法則。
以下、ギルド集会所より。
Emon 10:56
ですねー BOJ期待盛りであれば通過で剥げそうです
2020.06.16(火)12:10 東京市場ランチタイム
「BOJ」はイジイジイジ+コロナ対応特別プログラム拡大で通過。良く分からないけど先物の上昇は止まらず、この時間は+1000円を超えてきた。コールIV(ErisC)も地味に上昇。いや、ポジション組成から+0.5%程度なのでこれは誤差の範囲内。
この後も先物は上昇を続け、IVも盛って行くのかもしれない。しかし基本的には盛り続かない相場なので、ミクロ盛りしたこのタイミングで一旦返済しておこう。
Emon 11:48
通過で剥げそうなんてのん気なこと言ってるから
2020.06.16(火)12:10 全返済
全返済。今回は短期間で良いトレード結果が出たと思う。次のタイミングを狙っていこう。
2007C24500 @+5枚 31.00円 → 返済 55.00円 (+120,000円)
2009M @-2枚 22165.00円 → 返済 22400.00円 (-47,000円)
今回確定損益 +73,000円
合計確定損益 +73,000円
その後の追跡シミュレーション
まもなく東京市場大引け、「スマイルキャッチャー」による追跡「シミュレーション」を見てみよう。
14:35、先物はこの時間に更に上げ幅を拡大、22500円にタッチ。コールIV(ErisC)もジワ盛り継続。シミュレーション上、先に返済した「プロテクティブ・コール」の評価は画像の通り、+125,000円となっている。