今回は「パウエル(再)ショック」と「対中関税第4弾ショック」となったイベント週明けの月曜日。東京市場の前場に「プット・バック・スプレッド」を組んだレポートとなる。この日の中国元は対ドル防衛ライン 7元を突破し、「人民元安ショック」となった。
激動の先週のマーケットの様子は、前号のレポートを参考にしていただきたい。
それではオプション・トレードの現場の様子を詳しく見ていこう。
2019.08.05(月)11:15 プット・バック・スプレッド 東京市場午前
先週は「FOMC」後の「パウエル(再)ショック」に続き「対中関税第4弾ショック」と、波乱のイベント週となった。本日SQ週の月曜日もリバウンドは弱く、21000円割れのままスタート。ドル円も急速に円高が進み、106円を割り込んでいる。
ポジションは期先で「プット・バック・スプレッド」をエントリー。
2019.08.05(月)12:40 プロテクティブ・プット 東京市場午後
ランチタイムが終わっても先物下落とIVの上昇は止まらない。この時間の先物は-500円超となっている。為替は105円台に突入しており、元安円高・ウォン安円高の流れで、アジア通貨危機・アジア金融危機といった不穏なキーワードがヘッドラインに散見されるようになってきた。今までの下押しとは異なる、本格的な「あかんヤツ」の可能性も出てきた。日経VIは既に21ポイント、VIXは20ポイント台となっている。十分に警戒していこう。
プット売玉を返済し、ミニ新規買建て。ポジションは「プロテクティブ・プット」に組み換えた。デルタは微ショート。
1909P20250 @-1枚 350.00円 → 返済 400.00円 (-50,000円)
今回損益 -50,000円
合計損益 -50,000円
2019.08.05(月)17:35 欧州市場午前
大変申し訳ないことに、わたしとしたことが「先物チャートとポジション」の画像を紛失してしまった。上書きしてしまったのだと思う。「猛反省」。「プロテクティブ・プット」の評価は日中よりやや悪化。
軟調なアジアの流れを引継ぎ、NSの欧州株もこの時間の下げ幅は軒並み-1.5%超、ダウは時間外で-1.2%となっている。タイミングを見ながら返済をかけていこう。
2019.08.05(月)18:35 全返済
全返済完了。この時間はやや落ち着いてきているが、「あかんヤツ」は終わっていないと考えるのが妥当だろう。次のポジションを狙っていこう。
1909M @+3枚 20515.00円 → 返済 20620.00円 (+32,000円)
1909P16000 @+32枚 10.00円 → 返済 12.00円 (+64,000円)
今回損益 +96,000円
合計損益 +46,000円
次号のレポートに続く。