今回は週足-750円をこなした翌週の月曜NSから「カバード・プット」を入れ、安値持ち合い局面で盛り残っているプットの剥げを「デイトレ」的に抜いたレポートだ。
この局面でオプション・ショートはあまり良い手だとは思わないが、しっかり盛った後なので再度下落トレンドに復帰するまでは利益を取りやすく、また悪手化しにくいだろう。
とはいえセータを抜こう、とはまでは考えない方が良い。この局面でオプション・ショートを必要以上に引っ張ると、大抵はロクなことにならない。よって大事を取って早めの引き際を意識していこう。「剥げたら仕舞」、「時給のお仕事すべからず」ということだ。
また「即死ポジション」でもあるので即逃げできる体勢をキープし、しっかりとマーケットとポジションを監視していこう。
2019.06.03(月)17:30 カバード・プット 欧州市場午前
下窓でスタートした週明けの日経平均先物。先週金曜日のVIXは18ポイント後半で終わっていたが、本日の日経VIは21ポイントを回復する局面もあった。米中貿易戦争の激化や進む円高、止まらない債券高・長期金利安と、マーケットを取り巻く環境は厳しい。
日中の日経平均先物は安値持ち合いの様相で、IVはATM中心に大剥げ。剥げ過ぎ感もあるが、というか違和感のある剥げ方ではあるがNSは一層「剥げ散らかり」が進むと読んで「カバード・プット」をエントリー。この時間、VIXは19ポイント台前半で推移。為替は108円を割り込みそうだ。
2019.06.03(月)17:55 プット売玉追加
プット売玉追加を追加し「デルタ調整」。
2019.06.04(火)03:55 NY市場午後
NSは特筆すべき内容はない。ただVIXが19ポイント前半と高止まりしているのはやはり気になる。「カバード・プット」を返済していこう。
2019.06.04(火)04:00 全返済
全返済完了。大した剥げを取ることはできなかった。次のチャンスを狙っていこう。
1906M @-4qty 20372.50 JPY -> close 20410.00 JPY (-15,000 JPY)
1906P 19500 @-3qty 64.00 JPY -> close 52.00 JPY (+36,000 JPY)
1906P 19000 @-1qty 28.00 JPY -> close 21.00 JPY (+7,000 JPY)
This profit and loss +28,000 JPY
Total profit and loss +28,000 JPY