前号のつづき。
2020.02.17(月)15:00 東京市場クローズ
東京市場がクローズ。先物は中国市場の謎上げに釣れられて朝寄り後を安値に反発し、結局は往って来い。IVは剥げ推移。朝寄り後これ以上に先物が下げ進むなら「デルタ調整」しなければと構えてたが、結局は無調整。
ポジションは引き続き「カバード・プット」をNSに持ち越していこう。今日のNSのNY市場は休場だ。ゆえにIVは更に剥げ進むかもしれない。
2020.02.18(火)09:25 東京市場オープン
火曜日の東京市場がオープン。昨晩のNY市場のIVはほぼ変わらず、剥げ進むことはなかった。
今朝がたに「中国、3月上旬までに米国産農産物購入すること検討」「新たな対中貿易規制を米検討」と内容の反する2つのアナウンスが流れた。東京市場は下窓で寄り付き、昨日安値に並んでいる。しかしプットIVは剥げていることから下落警戒感は感じられない。
先物が下落しプットIVが剥げる、つまり「下げのP剥げC盛り」はホールド中の「カバード・プット」にとっては好都合の展開だ。昨日のようにここから反発、全戻しとなるのか様子をみていこう。
2020.02.18(火)09:50 東京市場午前
先物ダラ下げでプットIVは盛り返してきてしまった。「カバード・プット」の評価は悪化。朝寄り後はプットが剥げたので大丈夫かと思ったがこの時間になって雰囲気が変わってきた。昨日とは明らかに様子が違う。なんか今日はダメ(今日からダメ化した)かもしれない。
違和感を感じたら即返済。オプション・ショート「鉄の掟」に従い、「カバード・プット」(即死ポジション)を解体していこう。今後も生き残りたいのであれば、オプション売玉が困ったポジションとなったまま(悩みの種を)抱え込むことを避けることが重要ではないだろうか。
「あれ?」と思ったらオプションの売玉(即死ポジション)は直ちに逃がす、オプション取引「鉄の掟」。
Lv0110【新型コロナ肺炎ウイルスが中国武漢で発生|カバード・プット】+89,000円(1/4)今回のレポートは中国で発生した新型コロナ肺炎ウイルスに対応したトレードを行っていったレポ……
2020.02.18(火)10:00 プット売玉返済
プット売玉を返済。前項のスマイルカーブの画像によればプット売玉から+1.33%のIVを抜けたことになる。玉単体の損益はマイナスだが、「ベガ値×1.33%」のベガ益が損益に内包されている。
さて、コールも一段盛。「ミニ売り」は引き続きホールドしていこう。
2003P22000 @-3枚 69.00円 → 返済 78.00円 (-27,000円)
今回確定損益 -27,000円
合計確定損益 -27,000円
2020.02.18(火)10:10
先物は昨日安値を更新、-300円安。まもなく中国市場がオープンする。中国市場寄り付き後の下押しタイミングを計りながら「ミニ売り」も返済していこう。
2020.02.18(火)10:50 全返済
先物は静かに安値更新、反発してしまう前に全返済。下落はまだ進むのかもしれないが、もう良いだろう。次のタイミングを狙っていこう。
2003M @-3枚 23650.00円 → 返済 23210.00円 (+132,000円)
今回確定損益 +132,000円
合計確定損益 +105,000円