2019.05.10(金)02:10 カバード・プット NY市場ランチタイム
GW10「連休」が明けて3日目、ここまで1000円を超えて下落してきた日経平均先物。
明日の東京時間13時に迎える関税引き上げ期限と今晩からの米中貿易協議を前に、米中双方からけん制発言が飛び交っている。今週はVIXが16ポイント台から22ポイント台まで跳ね上がる局面もあり、神経質な展開が未だに続く。
今日の東京市場も矢継ぎ早に流れるトランプツイートにより200円幅の乱高下、おもちゃのように振り回される展開。日中の日経VIは23ポイント後半まで、VIXは先ほど23ポイント台を付けていたが、トランプ発言により19ポイントまで急落している。
GW10「連休」明けにポジションを解消してからベガ・ロングでも取っていれば良いものの、休みボケなのかマーケットに全くついていけない今週ここまでの相場に半ばフテ腐れ気味だった。
しかしこの時間になって「レーダーが反応」、超。一気に目が覚めた。VIXが20ポイントを割り込んでの急落は(インプライド)ボラティリティ上昇局面が終わったかもしれない重要なシグナルだ。日経平均オプションのIVもこれに追随するはず。
VIXの急落っぷりから米中貿易交渉をめぐる緊張は先ほどNY午前でピークを付け、今後のボラティリティは終息に向かいそうだと判断。遅ればせながら「カバード・プット」をエントリー。ここまで盛りに盛ったOTMプットを売っていきます。
2019.05.10(金)13:20 ポジション追加 東京市場午後
本日13:01に米国の対中貿易関税が発動した。1905SQ値は21451.91で通過。
日経平均先物はここまで300円幅の乱高下。今日の前場のIVは剥げ推移だったが、ランチタイムから盛り返し。発動時刻でIVのピークを付けた。日経VIも昨日の高値を更新し24.25ポイントで推移。
本イベント通過でIVは再び剥げに転じるとみて、「カバード・プット」を1セット追加。おもちゃ化している日経平均先物の動向はよく分からない。今晩のNY待ちといったところか。
2019.05.11(土)00:40 NYタイム午前
2日目の米中貿易交渉が始まった。ダウはジリジリと下げ幅を拡大し、連れて日経平均先物も昨日の安値21060円と並ぶまで売り込まれている。VIXは19ポイント台後半まで上昇、OTMプットのIVは前日比-1%ほど低下している。
ポジションは「カバード・プット」をホールド。スマイルカーブの画像の通り、OTMプットは日経平均先物の安値が叩かれる度に剥げ進んでいる。今のところ昨晩のボラティリティの読みは間違っていなかったようで、少し肩の荷が下りた。ガンマ・ベガ・ショートのポジションは精神的に良くない。本当に。
昨日安値と並んだ局面でIVは一段低下したので、ここから反発していきそうな雰囲気ではある。しかしこのまま早々に21000円を割れてくるようなら、既にデルタ・ロングに傾いてしまったスプレットの調整をしていかなければならない。ツイート一つでどうとでも動く相場、警戒を怠らずにこの後のNYタイムの様子を見ていこう。
2019.05.11(土)05:15 NYタイムクローズ
VIXは15ポイント台まで低下し、ダウ日経平均先物共にプラ転。決着がつかなかった米中協議は今後も継続される旨のアナウンスが流れ、今週の危機は一先ず過ぎ去った。このまま「カバード・プット」をホールドし、週末持越し。来週はどうなることやら、ふう。
それにしても、ガンマ・ベガ・ショートのポジションは精神的に良くない。本当に。
2019.05.13(月)15:00 東京市場クローズ
週明け月曜日。週末に出た米中貿易協議の続報により、金曜NYタイムのダウや日経平均先物の上昇とIVの低下は帳消ししてスタート。しかしその後は日経平均先物が下げ渋り、連れてIVもジリジリと低下。場中には「景気基調判断、2013年1月以来、6年2か月ぶり悪化」と速報が流れた。増税と選挙に影響しそうだ。
ポジションは「カバード・プット」をホールド。神経質な動きが継続しており、再び日経平均先物が下げ進み、IVが上昇してくるようならポジションは調整が必要そうだ。
2019.05.13(月)21:35 ミニ売玉追加
中国が6月1日から報復関税を実施するとのアナウンスにより急落、日経平均先物は21000円割れ。ダウ時間外で-500ドル。VIXは再び20ポイントにタッチしているが、プットIVは今のところ反応薄い。「デルタ調整」のミニ売玉@3追加。
2019.05.13(月)22:00 プット売玉・ミニ売り玉一部返済
ポジション縮小の調整。
1906M @-3qty 20933.33 JPY -> close 20880.00 JPY (+16,000 JPY)
1906P20000 @-1qty 195.00 JPY -> close 255.00 JPY (-60.000 JPY)
This profit and loss -44,000 JPY
Total profit and loss -44,000 JPY
2019.05.14(火)00:55 ポジション調整 NY市場午前
ダウ、日経平均先物ともに直近安値を更新するもズルズルと剥げるIV。NYオープンから段階的にポジション調整。プット売玉をOTMに後退させデルタをロングにヨー。
というか、この判断は大きなミスを犯したかもしれない。プット売玉をOTMにずらすとは、この局面で致命傷になりかねないポジションではないのか。危機の最中でこのようなポジションは避けて通ってきたはずなのに、今回どうしてこうなった。
1906P20000 @-1qty 205.00 JPY -> close 255.00 JPY (-50,000 JPY)
1906P20000 @-1qty195.00 JPY -> close 260.00 JPY (-65,000 JPY)
1906P19250 @-1qty 115.00 JPY -> close 130.00 JPY (-15,000 JPY)
This profit and loss -130,000 JPY
Total profit and loss -174,000 JPY
2019.05.14(火)09:05 東京市場オープン
昨晩のダウは一時-700ドル超、VIXは20ポイント台。日経平均オプションのプットIVもむしろ剥げる展開だった。マーケットはトランプ劇場に小慣れてきた感がある。
明けて東京市場、8:45にスタートした日経平均先物は昨晩NYタイムの安値を更新。この米中貿易戦争の再燃と激化局面で冷静な判断をしてない気がしてきた。ポジションは返済し、一旦リセットしていこう。
ポジションやデルタの調整ではなく、まずマインドの調整が必要だ。
2019.05.14(火)09:05 全返済
ポジションを全返済。月曜日の東京市場までは良かったが、その後無駄にポジションをガチャガチャとイジり過ぎて自身が熱くなっている感があるので、ポジションとメンタルを一旦リセットし、次のチャンスを待とう。
1906P19000 @-7qty 107.86 JPY -> close 115.00 JPY (-50,000 JPY)
1906M @-7qty 21280.00 JPY -> close 20760.00 JPY (+365,000 JPY)
This profit and loss+315,000 JPY
Total profit and loss +141,000 JPY