前々回・前回のレポートは先物上昇+IV盛り局面を「フルヘッジ・ブル・シンセティック」で抜いたが、今回は「プロテクティブ・プット」で抜いた。
(参考:フルヘッジ・ブル・シンセティック)
「プロテクティブ・プット」はゑもんレポートでは最も多く登場するスプレッドなので今さら長々うんちくを述べる必要はないと思う。それではオプション・トレードの現場の様子を簡単に見ていこう。
2023.05.24(水)12:30 東京市場後場【プロテクティブ・プット新規建て】
まずここ最近の先物日足チャートから。
昨日の先物は東京市場の前場に31360円の新高値を取った後に急落。急落局面のスマイルカーブは「下げのP盛りC剥げ」と珍しい形状となった。
(参考:Twitter)
「下げのP盛りC剥げ」高値から急落していくときに見られるなかなか珍しい現象だよ。 #OPレベル上げ
「下げのP盛りC剥げ」高値から急落していくときに見られるなかなか珍しい現象だよ。 #OPレベル上げ pic.twitter.com/dwGK7OoWJk
— ゑもん🐾日経225オプション (@Emon201) May 23, 2023
そして昨晩NYタイムに前日比タイまで持ち直すもズルズルと下落。スマイルカーブは「下げの全剥げ」となっている。
さて、先物がズルズル下落していく中、プットがもう少し剥げるのを待ちたいところだが「レーダーが反応」。このあと増玉するかもしれないことを前提にまずは小さくポジションを取っていこう。とりあえず「プロテクティブ・プット」をエントリー、デルタはニュートラルに調整。
昨日の様子ではIVは先物急落に敏感に反応するので、ここからさらに下落していくのならプットは盛ってWIN、返済タイミングを逃さないようによく観察していこう。そして逆に上昇トレンドに復帰していくのであれば「上げのP盛りC剥げ」でやっぱりWIN。しかしヨコはダメ、やられる。三対二の法則、ギルドの訓え。
(参考:スマイルカーブ)
2023.05.26(金)22:05 欧州市場午後【ホールド】
翌々日の金曜日のNS、まもなくNY市場がオープン。エントリー時点から先物はおよそ+600円、OTMプットは5%近く盛ってきた。ホールド中の「プロテクティブ・プット」に評価益が乗っておりセータ損<ベガ益+デルタ益となっていることがわかる。
先物は直近高値31360円に迫っており、もうそろそろいいところまで来たのではないだろうか。一旦返済をかけていこう。
(参考:スマイルカーブ)
(参考:Twitter)
再び「上げの全盛り」の形成過程かも。#バタフライ効果 が進みFOTMコールまで盛り始めると「上げの全盛り」の完成体。このような状況のときに三対二の法則が成立するのでオプション特性を最大限に活かしたトレードができると思うよ!最適解らしい適切なスプレッドが何か覚えておこう! #OPレベル上げ
再び「上げの全盛り」の形成過程かも。#バタフライ効果 が進みFOTMコールまで盛り始めると「上げの全盛り」の完成体。このような状況のときに三対二の法則が成立するのでオプション特性を最大限に活かしたトレードができると思うよ!最適解らしい適切なスプレッドが何か覚えておこう! #OPレベル上げ pic.twitter.com/csjHGVLbsj
— ゑもん🐾日経225オプション (@Emon201) May 25, 2023
(参考:Twitter)
よくわかんないけどここにきてプット鬼盛り #OPレベル上げ
よくわかんないけどここにきてプット鬼盛り #OPレベル上げ https://t.co/PZuPp49iOk pic.twitter.com/rjbQY8xNfC
— ゑもん🐾日経225オプション (@Emon201) May 26, 2023
2023.05.26(金)22:20 欧州市場午後【ホールド】
全返済完了。次のチャンスを狙っていこう。
※その後に先物は急伸、31500円超でNSは引けた。トレードで100点なんて目指さなくていーのさ(捨)。
2306M @+2枚 建値 30625.00円 → 返済 31215.00円 (+118,000円)
2305P28000 @+5枚 建値 32.00円 → 返済 19.00円 (-65,000円)
今回確定損益 +53,000円
合計確定損益 +53,000円