大失態を演じた前号のレポートから気を取り直して、今回はリバウンド局面のプットの剥げを狙いに行ったレポート。波乱のマーケットは未だ継続中と考えているので、利食いは早めにポジションを引っ張らないよう心掛けていこう。
それではオプション・トレードの現場の様子を詳しく見ていこう。
2019.08.07(水)03:30 カバード・プット NY市場午後
波乱のマーケットが続いている。今日の東京市場は寄り付き下窓で20000円を割れた。寄り付き後は500円程リバウンドして終えたものの、昨日-800ドルの-3%をやったNY市場に再びマーケットが戻ってくると、この時間プラス圏ではあるが弱々しい印象。
今日の日中に大失態を演じた前号のレポートはこちら。(しかし個人的には最も有益なレポートの一つではないかと思っている)
先週金曜の21500円から3日目で1500円ほど下落してきており、IVもここまでかなり盛ってきている。日中は一旦は大剥げしたが、再度盛り直してきていることから緊張感は継続、波乱のマーケットは終わっていないと考えた方が良いだろう。
期先で「カバード・プット」をエントリー。22ポイント後半だったVIXは、この時間になってダウが26000ドルを回復すると急落、20ポイントを割り込みそうだ。ここまで盛ってきたOTMプットの崩落を取りに行こう。このままなら明日の東京市場でIVは一段剥げするだろう。そういえば今日は「魔水」だ。
2019.08.07(水)09:10 1セット増玉 東京市場オープン
東京市場がオープン。先物は昨日から20400円~20600円でレンジを推移している。ポジションは「カバード・プット」を1セット増玉。
2019.08.07(水)11:20 東京市場午前
ダウは時間外で-200ドル、為替は再び106円を割れそうだ。IVは狙い通り剥げ基調であるものの、マーケットに再び不穏な雰囲気が流れる。NSには「二番底」を付けに行く展開となることもあり得る。そうなると当然オプション・ショートである「カバード・プット」は困ったことになる。
何かおかしいと感じたらそう、逃走だ。このポジションは返済していこう。
2019.08.07(水)12:00 全返済
全返済。利益は小さいが不安定なマーケットが続いているときは、このような短期的なトレードを繰り返していきたい。次のタイミングを狙っていこう。
1909M @-3枚 20513.00円 → 返済 20395.00円 (+35,000円)
1909P18500 @-3枚 101.67 → 105.00円 (-10,000円)
今回損益 +25,000円
合計損益 +25,000円
次号のレポートに続く。