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Lv0088【利食い失敗!プット・バック・スプレッドvsプロテクティブ・プット比較(世界同時株安2019.08)】-42,000円

 
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プット・バック・スプレッド
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今回のレポートは前号のレポートの続き。オプション取引の小難しさを感じるレポートだ。

 

前号のレポートはこちらから。

 

Lv0087【波乱の1908SQ週か、プット・バック・スプレッドからの……】+46,000円
今回は「パウエル(再)ショック」と「対中関税第4弾ショック」となったイベント週明けの月曜……

 

ポジションは前号よりストライクをFOTMにずらした「」を再エントリーしたものとなる。含み益を抱えることに成功するものの、結果的に返済オペレーションをしくじり失敗と終わっている。FOTMの玉の扱いは常に同様の問題を意識しなければならない。また東京市場で20000円割れの下窓で寄り付いてからの猛烈なIVの剥げは今後の参考になると思う。

 

合わせて「」の「」も行った。それではオプション・トレードの現場の様子を詳しく見ていこう。

 

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2019.08.05(月)19:25 プロテクティブ・プット 欧州市場午前

 

■L88-h01-01日経225先物チャート/先物オプションポジション残高

■L88-h01-02日経225オプションIVスマイルカーブ/損益図ペイオフダイアグラム

 

前号のレポートに引き続き「」を再エントリー。ストライクは更にFOTMに移動させた。ペイオフダイアグラムの画像の通り、この平たい損益曲線がどのように推移していくのか見ていこう。

 

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2019.08.06(火)02:45 NY市場午後

 

■L88-h02-01日経225先物チャート/先物オプションポジション残高

■L88-h02-02日経225オプションIVスマイルカーブ/損益図ペイオフダイアグラム

 

NY市場午後。日中の流れを引継ぎ続落。この時間のダウは26000ドルを割り込み-750ドルの-2.8%、VIXは22ポイント台で推移。ポジションは「」をホールド。損益曲線が浮き上がり、ポジションに評価益が乗っているのが分かる。

 

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・プット・バック・スプレッドのシミュレーション

 

■L88-h02-03ポジション/プット・バック・スプレッドのシミュレーション

■L88-h02-04ペイオフ/プット・バック・スプレッドのシミュレーション

 

上の画像は今回の「」を組んだと同時に、「」の「」を行ったもの。実際のポジションの「」の「」レッグの代替として、プット20000を売って「」を作ったと仮定している。

 

実際のポジションの「」は先の画像からも分かるとおり既に含み益が出ているが、」の評価は今のところほぼトントンであることがわかる。先物は250円程下落しているが、同じように含み益とならないのは、どういうことだろうか。

 

双方のスプレッドのグリークスを並べて比較すると、含み益に貢献しているグリークは何か、なぜこのような差が出るのか原因がわかる。詳しくは以下の過去レポートを参考にしていただきたい。

 

Ep0012【ベガとは?メシの種はボラティリティ|必須グリーク解説(5)オプション取引】
(目次へもどる) “ブラック・ショールズの公式に基づく標準的なアプローチでは、確率分布は……

 

またこの「」は「」で行っている。無料で使えるオプション取引ツールとしては最高クラスのものなので、興味がある方はダウンロードしてみてはいかがだろうか。

 

」のダウンロードはこちらから。

 

Sc0001【スマイルキャッチャーsc0.6系/TOPページ・ダウンロード・関連リンク集】
※sc0.64系の配布・開発・限月ロール作業は 2020.05 をもちまして全て終了して……

 

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2019.08.06(火)09:20 東京市場寄り付き

 

■L88-h03-01日経225先物チャート/先物オプションポジション残高

■L88-h03-02日経225オプションIVスマイルカーブ/損益図ペイオフダイアグラム

 

昨晩のダウは一時‐800ドル-3%を付けた。さらに朝方に「米、中国を為替操作国に指定」とのアナウンスが流れ、明けた東京市場は250円の下窓、20000円を割り込んで寄り付いた。為替は105.60と一段円高、VIは25ポイント台となっている。ここでプット買玉の返済をかけていこう。

 

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2019.08.06(火)10:50 あっという間にマイ転

 

■L88-h04-01日経225先物チャート/先物オプションポジション残高

■L88-h04-02日経225オプションIVスマイルカーブ/損益図ペイオフダイアグラム

 

ガックリである。この手厳しい内容にわたしは地を這いつくばって「」した方が良いだろう。

 

全く返済の約定が付かず、朝方のポジション画像の評価益の全てを飛ばし、マイ転させてしまった。信じられない愚かなミスを犯してしまった。このスプレッドの場合はワンテックの損益(45枚=45,000円)が大きいと言えども、買板にしっかりとぶつけて確実に返済していくべきだった。

 

それにしても、どうしてこれ程まで一気に評価が変動したのだろうか。答えは先の問題と同じグリークスにある。ぜひ09:20と10:50の画像を比較検証していただき、答えを出していただきたい。そして今後あなたのオプション取引の糧となれば、このろくでもないレポートも報われる。

 

250円の下窓寄り付きにも関わらずIVは剥げてきていることで下落一服、寄り付きがとりあえずの「」だったと言えるかもしれない。それにしてもIV、思ったほど吹かないといった印象。

 

■L88-h04-03ポジション/プット・バック・スプレッドのシミュレーション

■L88-h04-04ペイオフ/プット・バック・スプレッドのシミュレーション

 

」の「」は上の画像の通りズタボロ、更に厳しい内容となっている。

 

2019.08.06(火)11:25 全返済

 

全返済。今回の失敗を踏まえて次のチャンスを狙っていこう。

 

1909M @+3枚 20565.00円 → 返済 20280.00円 (-87,000円)

1909P15000 @+45枚 7.00円 → 返済 8.00円 (+45,000円)

今回損益 -42,000円

合計損益 -42,000円