“「希望」という言葉を絶対に自分の辞書に入れないこと。これは私が知っている中で最悪の言葉です。「このポジションが戻ってくれば」と思ったら、すぐにポジションを減らすことです”≪マーク・D・クック≫
2018.8.10(金)10:40 エントリー
上海総合指数の取引が始まり落ち着いてきた。最近は米中貿易戦争の懸念から日経225と中国市場との相関が強まっている。
先ほどプロテクティブ・コールを利食いしたばかりだが、下値持ち合いかジリ下げと読んでカバード・プットを組んだ。
この状況でこのスプレッドはあまり良い手ではない。ATMは盛り足りない上にリバウンドを食らうとOTMとなったプットが盛ってくる可能性があるからだ。更に下値を割り込んで急落が起きてもプットは盛る。
ではなぜカバード・プットを組んだのか。反射的に注文を入れてしまったのだ。
組んでしまったスプレッドは仕方がない。返済にもコストがかかることだし、このまま様子を見てみようと思う。いよいよマズそうなら返済するまでだ。
ちなみにプット売りが絡むスプレッドを組む時に、「安全そうだから」と、のべつ幕なしにFOTMプットを選ぶのはやめた方が良い。カバード・プットやプット・レシオ・スプレッドなどだ。FOTM売りは確かに勝率は高いのだが、年に数回、定期的に死亡できる。何度か致命傷を負ってきた自分が言うのだから間違いない。
「のべつ幕なしに」と書いたのは、バカの一つ覚えのように常にFOTMプットを売っていてはダメよ、ということであり、絶対に売るな、と言っているのではない。
痛い目を見たのだろうか、他のギルドなどではまるで悪魔に魂を売ったかのような言い草で、FOTMプット売りを完全否定しているケースもあるが、うちのギルドはそうではない。なぜならFOTMプットを売っても良い局面があるからだ。その局面とはその機会が来た時にでも書こうと思う。
ちなみに売玉のINを異常に怖がる人もいる。しかしニアやATMやプット売りは全く怖くない。先物の進行でITMしても全然OK。これも教科書では教えてくれないギルドの訓え。プレミアムが跳ね上がるFOTMのプットを枚数売るより、ATM付近の売りはよっぽど安全なのだ。
13:30 プット売り返済
先物安値更新。売っていたプットを300円で返済。ミニ売りのみホールド。
14:30 全返済
先物一段安。ミニ22250返済、終。短期トレードでした。
1809P222@-1枚265.00円 → 300.00円
1809M@-4枚22465.00円 → 22250.00円
+51,000円