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Ep0042【「コロイ」シーズン1/第02話-粉雪の舞う仙台へ】

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Ep0041【「コロイ」シーズン1/第01話(目次)-生粋のシステムトレーダー】
今回から連載していくレポートは、システムトレーダーとして現役で活躍する「コロイ」氏にインタビューを行ったものである。実は彼は以前の「3.11東日本大震災の一週間」というレポートにも登場している人物だ。……

 

2010年3月28日、日曜日の早朝、わたしは東京駅の新幹線ホームにいた。仙台でのミーティングに向かうためだ。前日は深夜まで東京でミーティングが行われていたため、ひどく寝不足の状態だった。

 

コミュニティを通じて、仙台で凄腕のシステムトレーダーの誕生を予感したのは3年程前だった。彼は自分を「」と名乗っていた。掲示板やメールでやり取りを重ねるうちに、彼の最大の優位性は「自助努力」だということがわかってきた。

 

通常ミーティングと言えば、近況報告やマーケットの見通しなどを語り合う、軽いお茶会程度のものである。しかし今回の仙台のミーティングでは、わたしにはもう一つの重要な目的があった。

 

それは彼にインタビューを行い、レポートを書くこと。

 

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・一行は仙台へ

 

この構想を思いついたのは数ヶ月前であるが、いつからか目的というよりも、わたしの使命だと考えるようになっていた。

 

しかしわたしはそのことを彼に事前に伝えることはしなかった。インタビューを断られてしまうのを恐れていたからである。基本的にマーケットでの彼は一匹狼であり、インタビューが公開されてしまうことを嫌がるのではないかと考えていたからである。

 

仙台へはそんな不安を抱えながらの旅だった。ホームの自動販売機で眠気覚ましの缶コーヒーを買うと、われわれを東北へと運んでくれる「はやて」に乗り込んだ。

 

東京から仙台へは「未完投機家」氏が同行し、そして新米女性トレーダーの「舞姫」氏が長野の出先から新幹線を乗り継ぎ駆け付けた。

 

「未完投機家」氏は以前のインタビューに応じてくれた良き友人であり、もはや詳しい紹介を書く必要はないだろう。「未完投機家」氏の自動売買システムは、あれ以降、大きな含み益へと成長したポジションをいくつもホールドしていた。

 

「舞姫」氏はトレードを始めてまだ日は浅いが、勤勉かつ行動力豊かな女性で、前日の東京ミーティングにも参加していた。

 

わたしはその席で、明日の仙台ミーティングでは「」氏にインタビューを申し込もうと考えていることを明かすと、彼女は少女のように澄んだ目を輝かせ、明日は長野での用事を済ませてから仙台で合流すると即座に申し出た。東京→長野→大宮→仙台の新幹線移動を、午前中のうちにやってのけると言うのだ。その場にいた仲間は皆、ジョークだとは思わなかった。

 

・目指すべきトレーダー

 

このように「」氏という人物は、トレードに無限の情熱を注ぐ新人トレーダーたちの熱き目標となっている。その理由は参加者4500名を抱える投資コミュニティ内での発言や行動から容易に伺い知ることができる。(※当時のFXコミュニティ)

 

彼は新人トレーダーの質問には時間をかけて丁寧に回答し、気遣いを忘れず、自分で答えた質問は最後まで面倒をみる。そして常識を逸脱した甘えた質問や、悪質な業者まがいの発言、礼節を持たない参加者に対しては、き然とした厳しさを持って対応するという、コミュニティ・メンターとしての一面も持っている。

 

そんな「」氏というトレーダー、いや彼そのものに興味を持たない理由はないだろう。多くの先人たちが書き残しているように、トレーダーとして成長するということは、自身の人間的成長と同意だと言うのなら、彼のような魅力的な人物にインタビューを行うことで、わたしも何か得られるに違いない、そして同じ志を抱く仲間の成長にもつながるに違いない、そう考えるのは自然である。

 

・インタビューを快承……しかし

 

JR仙台駅に到着したわれわれは、構内のステンドグラス前で合流し、数ヶ月ぶりの握手を交わした。これまでも仙台と東京で定期的にミーティングを行っていたのだ。そしてその足で東口のとあるカフェに入った。外はよく晴れていたが気温は低く、粉雪が舞っていた。日曜日にも関わらずカフェは閑散としていたが、それはコーヒーの味のせいではなく、この気候のせいなのだろう。

 

香りと共にコーヒーが運ばれてくると、わたしは「ところで」と切り出し、今日はゑもんレポート公開用のインタビューをさせて欲しいと、「」氏に伝えた。断られてしまったときは長時間に及ぶ説得を覚悟していたが、ありがたいことに彼は即座にインタビューを快承してくれた。

 

しかしすぐに別の問題が起こった。わたしがレポート用紙とペンを取り出し、テーブルの上に広げたノートパソコンに録音用のマイクをセットすると、彼はインタビューが現実味を帯びてきたのかソワソワとし始めたのである。それは酷く緊張しているように見えた。

 

(次号につづく)

 

Ep0043【「コロイ」シーズン1/第03話-トレードと家族】
(目次ページへ戻る) わたしは「インタビューとはいっても自然体で会話をすることが重要だから、普段どおりにリラックスした状態で臨んでもらいたい」と伝えた。彼はわかったと言い……

 

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Ep0041【「コロイ」シーズン1/第01話(目次)-生粋のシステムトレーダー】
今回から連載していくレポートは、システムトレーダーとして現役で活躍する「コロイ」氏にインタビューを行ったものである。実は彼は以前の「3.11東日本大震災の一週間」というレポートにも登場している人物だ。……