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Ep0067【「KEN」第04話-トレード原資200万円は3か月で半減→3年で6000万円】

 
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Ep0064【「KEN」第01話(目次)-ベテランの日経225先物オプショントレーダー】
この物語は2011年2月に書かれた古いレポートである。2011年と言えば我々日本人にとって忘れることができない年。そう、あの年に日本は「3.11東日本大震災」に見舞われたのである。 ベテラン……

 

■それにしても先ほど「原資が200万円、それと生活費が150万円」と仰っていましたが、これは随分と心細い感じでのスタートだったのではないですか?

□ホントに笑っちゃうだろ(笑)。ここまでの話で分かると思うけど、そのときの僕は自分のスキルを過大評価していたんだ。だから当初に必要な資金もとても少なく見積もっていた

 

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半年間でサラリーマントレーダーの3年分の知恵を付けようと考えた

 

■なぜ自分のスキルを過大評価していたのですか?

□さっきも言ったけど、その時には現物株のトレードでウマくやっていたんだ。でも先物(日経225先物)はマーケットを見ていたことはあっても、実際にポジションを取ったことはなかった。

 

■ちょっとここで読者の方がイメージし易いように、差し支えなければ現在の運用規模を教えていただけませんか?

およそ6000万円を運用資金に回しているよ。(2011年1月時点)

 

■ありがとうございます。驚くべきパフォーマンスですね。およそ3年で200万円の資金を6000万円まで膨らませることに成功した課程を、後ほど質問させてください。

□うん。

 

■話を戻しましょう。それで、いざ会社を辞めてからのトレードは好調だったわけですね?

 

□半年間、現物株のみでトレードを行う予定だったよ。僕には計画があったんだ。その計画とはこうさ。

 

まず半年間は経験があった現物株を少しやりながら、モニターに張り付いて先物(日経225先物)のつもり売買を行い、更にスキルを磨く。用意した半年分の生活費150万円はこの期間の分さ。その間は儲けはいらない、先物売買のスキルを磨く期間だ、と思っていた。

 

■なるほど。

□僕はこう考えたんだ。1日15時間、相場に張り付いて勉強すればサラリーマントレーダーの何年分に相当するか、ってね。サラリーマントレーダーだと相場のことを考えられるのって、せいぜい1日に2~3時間程じゃないかな?

 

時には遅くまで残業をすることもあるし、そうなると全く相場を見れない日もあるよね。だから僕は半年間でサラリーマントレーダーの3年分の知恵を付けようと考えたんだ。

 

■すごい皮算用ですね。

□ああ、僕は本気でそう考えていた。サラリーマントレーダーの3年間の相場歴より、密度の濃い半年間のほうが遥かに良いと思った。それにサラリーマンをしながらトレードでだらだらと原資を作っているうちに、数年が過ぎてしまうと思うと、それも恐かった。あとサラリーマンをしながら相場をやると必要なリスクも取れないと考えていた。日中のマーケットを見ていられないからね。

 

つまりまず会社を辞めて半年間は1日15時間相場に張り付き、現物株をやりながら先物売買のスキルを磨くことに専念する。そして半年後に原資の200万円を元手に月20万円をコンスタントに稼げるようになること。これが僕の当初のプランだった。正直、原資の額はあまりよく考えていなかったね。スタート時点の資金の大小は、成功とあまり関係ないと考えていたんだ。

 

トレード資金は3か月で50%ドローダウン

 

■自分のスキルを過大評価していると気が付いたのはいつ?

□すぐにだよ。

 

■やっぱり。

□想像のとおりさ。僕は途方もなく愚かで大バカ者だった。自分では現物株なら行けると思っていたから、会社を辞めて先物を監視する合間に現物株のポジションを取り続けた。そして3ヶ月後には僕は200万円の原資を半分の100万円まで減らしてしまっていた

 

■3ヶ月で50%のドローダウン!?

□そう。先物取引の勉強期間の半年間は、最悪でも現物株の儲けはなくてもいいとは考えていた。でもまさか損を出すことは想定していなかった。現物株ならレバレッジは効いていないし、まさか大負けはしないだろうと踏んでいたんだ。

 

■得意だった現物株で負けたのですね。マーケットに何かあったのですか?

□何もなかった。相場のコンディションは普段通りだった。単に僕は始めたばかりのトレーダーが錯覚する典型的な勘違いをしていただけさ。「オレならできるはずだ」ってね。

 

■なるほど。

□最初の1ヶ月目で20万円負けた。早速こんな大負けは想定していなかったから僕は焦った。それからも資金は順調に減り続けた。

 

■会社を辞める前に、現物株で自分の手筋が上手くいくか試さなかったのですか?

□実際にポジションを取ったものは、ほとんど上手くいっていた。それ以外も妄想の中では全て上手くいっていた。ただそれを実践することの難しさを感じたよ。

 

■つまりデモトレードや、つもり売買では大成功していた。

□そう。正確に言うとデモを使ったわけではなくて、プリントアウトした紙面上で「このサインで買ってここで売る」みたいな。ただのつもり売買だったよ。それで先物市場でも「あぁこれならいけるかな」と真剣に思っていた。

 

負けたらまた給料から入金すればいいか

 

■さすがに無謀でしたね。

□いま思えばね。現物では回転売買もできないから1日がすぐ終わってしまうんだ。焦った僕は信用(信用取引)にも手を出し始めた。200万円で信用(信用取引)を使うとおよそ600万円(レバレッジ3倍)は動くから、1%の値動きでも6万円は資金が増減する。空売りも含めて1ショット200万円くらい動かして、1日3回転ほどしていたよ。

 

■デモトレードと実戦の一番の違いは何でしたか?やはり精神面ですか?

□そうだね。リアルマネー、というより「命銭」が減少していくことから受ける恐怖感だね。サラリーマン時代も現物取引の暦は少しはあったけど、あんなものは所詮ギャンブルみたいなものだったよ。「負けたらまた給料から入金すればいいか」と思っていたしね。

 

トレード以外で収入があるトレーダーは、自分では「そんな感覚はない、自分は真剣に相場を張っている」と言うだろうけど、どこか潜在意識の中で別収入を当てにしているはずさ。僕にはそれが良くわかる。

 

(次号につづく)

 

Ep0068【「KEN」第05話-危機的状況に追い込まれて初めてマーケットに「真剣」になった】
(目次ページへ戻る) ■その点(精神面)では、兼業トレーダーの方が圧倒的に有利ということですね。 □そうだね。しかし兼業トレーダーには負けても翌月には収入が入ってく……

 

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Ep0064【「KEN」第01話(目次)-ベテランの日経225先物オプショントレーダー】
この物語は2011年2月に書かれた古いレポートである。2011年と言えば我々日本人にとって忘れることができない年。そう、あの年に日本は「3.11東日本大震災」に見舞われたのである。 ベテラン……