失敗トレードの例。今後のトレードの参考にしていただければと思う。
2018.8.16(木)10:45 エントリー
自分が滅多に取らないスプレッドの一つに、ショート・ストラングルがある。
「SS(ショート・ストラングル、ショート・ストラドル)を制すものがオプション取引を制す」なんて言われる。確かにSSが上手な人は天才だと思う。自分には真似できない。
プロの大人はまずSSから入るケールも多い。その後の相場の流れでポジションを変形していくのだ。
「ショート・ストラドル」の両外にLS(ロング・ストラングル)を作れば、「ロング・バタフライ・スプレッド」になる。「ロング・バタフライ・スプレッド」の片翼を外せば、デビット・スプレッドになる。デビット・スプレッドの買玉を積み増しすれば、バック・スプレッドになる。このように相場の変化に合わせて変幻自在にポジションを対応し、利益を積んでいく。もはや芸術の域だ。
「ショート・ストラングル」でベガ・ショートを積もうとすると両翼のOTMかFOTMを枚数売らなければならない。これは以前痛い目を見て以来、一度もやってない。「ブラックスワン」で定期的に死亡できる。
よってギルドの訓えでは、「ショート・ストラングル」で売る両翼はATMからニアの最も盛っているストライク、これから大剥げすると思われるストライク、となる。
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そしてその場所はボンマのピーク付近だ。ではボンマのピークはどこかというと、大体0.1のデルタを持っているオプションのストライク付近である。これを知っていると、どのストライクのベガが最も反応が良いのかがわかるので、ポジションを取るときの参考に使えるので覚えておくと良い。
さてそろそろ能書きは良いとしてマーケットの方はというと、10:30に2700ポイントの節目を割って寄り付いた中国。日経も21900円の安値を挟んで乱高下していたところで、中国の要人発言により一気に250円の急騰、なんとプラ転。
そんな状況でマーケットは一旦の底を付けたと読んで「ショート・ストラングル」を組んだ。しかし積極的に頑張るポジションでもないので1セットのみで勝負。
いつもなら「カバード・コール」を組むところだが、相場は戻り売りの局面に入っているので、それほど上昇しないだろうと思ったのだ。ならば先物を買うより、プットを売った方が効率が良い。
12:25 全返済
先物は小動きで全く剥げない。かといって盛りもしない。何かおかしい雰囲気を感じる。相場付が変わったようだ。お盆中のチャンス相場もここまでか。
このポジションを持っていてはいけない気がして全返済。やっぱり「ショート・ストラングル」は苦手だ。
1809C230@-1枚72.00円 → 70.00円
1809C210@-1枚115.00円 → 115.00円
+2,000円