日経225オプション目線の【市況つぶやき録】。このページは2021.03.15(2021.03MSQ明け)~2021.06.11(2021.06MSQ)までとなります。他の期間については以下の目次ページから辿ってください。

(参考リンク)
- 2021.03.15(月)【03MSQ明け】
- 2021.03.16(火)【イベントプレイは有効か】
- 2021.03.17(水)【イベントプレイ前段は?】
- 2021.03.18(木)【お次はBOJ】
- 2021.03.19(金)【BOJ通過】
- 2021.03.22(月)【投機筋はショート転向】
- 2021.03.23(火)【微妙な先物水準と低くもないIV】
- 2021.03.24(水)【安値更新するも盛らないプット】
- 2021.03.25(木)【全剥げ】
- 2021.03.26(金)【上げのP盛りC剥げ】
- 2021.03.29(月)【後場急落の材料は?】
- 2021.03.30(火)【3月権利落ち日】
- 2021.03.31(水)【そう悪くはない結果】
- 2021.04.01(木)【専業でもだいぶ苦労する】
- 2021.04.02(金)【今晩NSから休場】
- 2021.04.05(月)【引き続き欧州市場休場】
- 2021.04.06(火)【HLバンドのLラインを達成】
- 2021.04.07(水)【無風の魔水】
- 2021.04.08(木)【無風の04SQ最終売買日】
- 2021.04.09(金)【04SQ29909.73】
- 2021.04.12(月)【しばらく様子見の姿勢】
- 2021.04.13(火)【引き続き様子見】
2021.03.15(月)【03MSQ明け】
03MSQ明け月曜日の東京市場がクローズ。先週金曜日の03MSQは「29282.41」で決まった。SQ通過以降の先物は停止状態で、IVは18%台まで低下。今週は水曜日に「FOMC」、金曜日に「BOJ」が控えている。
「イベントプレイ」を狙っていきたいところではあるが、まず微妙な水準にある今のIVは割安なのか割高なのかを知りたい。もし割安なのであればイベント通過に向けてしっかりと盛ってくるので、オプション・ロングのスプレッドで取れそうだ。逆にもし割高なのであれば、イベント盛りはあまり期待できず、イベント通過で「ドッスン」と剥げるだろう。
だから先物の動向によるIVの反応など、今晩から明日くらいまでマーケットを観察し、以下のレポートのような「イベントプレイ」戦略を使い分けていこう。
(参考レポート:イベントプレイ)



2021.03.16(火)【イベントプレイは有効か】
火曜日の東京市場がクローズ。先物は+150円ほど、IVは緩やかな「上げのP盛りC剥げ」、ATMのIVは17%台まで低下してきた。今晩(明朝)はFOMC1日目。昨日のコメントにも書いたとおり引き続きIVの動向を観察し、どのような「イベントプレイ」が有効か見極めていきたい。何か仕掛けるのであれば、経験則的に早くても明日の東京市場の後場になると思う。
2021.03.17(水)【イベントプレイ前段は?】
水曜日の東京市場がクローズ。先物は狭いレンジでヨコ、IVは微盛りというかほぼ変わらず。
先物は今晩(明朝)の「FOMC」を控えて完全に様子見の姿勢であるが、IVはFOTMプットから微盛り。このIVの反応から今回の「FOMC」は全くスルー無警戒という訳ではないことが見て取れる。この様子なら「イベントプレイ」前段ポジションが仕掛けられるかもしれない。
今日の東京タイムは目立った剥げが起きず、わたしはタイミングを見つけることができなかったが、今晩NSにもし剥げることがあれば迷わず拾っていきたいところ。ただし無理は禁物、剥げれば拾うが微妙な剥げしか見つけられなければ前段ポジションは諦めて、イベント通過後の後段ポジションに注力した方が良いと思う。
経験則的に「FOMC」はイベント通過後に激しい剥げは起きず、明けて東京市場のオープンから「ドッスン」と剥げることが多い。「ドッスン」と剥げた後に「BOJ」が控えている場合は盛り返し、さらにそこから剥げ直しなどなど、「ボラティリティ・トレード」の良い猟場となることもある。
今回の「BOJ」は金曜日となっており、明日の東京市場からは丸一日明くことになる。だから「FOMC」の「イベントプレイ」が終わった後は、もう1セット「BOJ」の「イベントプレイ」ができるかもしれない。
今週の日米の政策金利発表でスマイルカーブはどのような軌跡をたどって変化し、「イベントプレイ」でドコをドウすれば取れて、また取れないのか。スマイルキャッチャーなどで「シミュレーション・トレード」を行うと「ボラティリティ・トレード」のスキルは上達すると思う。
イベント前に先物は動かなくても、そのときのイベントの注目度によりIVはそれなりに動く。しかもイベントの前と後のIVは、ある程度のパターンを持って動く。2021.03.15(月)のコメントに「イベントプレイ」の参考レポートのリンクが張ってある。「イベントプレイ」のオプション戦略は様々な方法が編み出されてきたが、レポートのものは最もシンプルな手法の一つで、再現もしやすいと思う。マスターしてご自分の持ち技の一つに加えておけば、オプション・トレードも楽になるのではないだろうか。
2021.03.18(木)【お次はBOJ】
木曜日の東京市場がクローズ。先物は上昇しIVは「上げのP盛りC剥げ」。今朝に通過した「FOMC」の影響で東京市場で一旦は「ドッスン」剥げると見ていたが思ったほど剥げず、IVはATMで16%台。オプション戦略は変わらず、引き続き明日に控える「BOJ」の「イベントプレイ」の前段及び後段を模索していこう。
2021.03.19(金)【BOJ通過】
金曜日の東京市場がクローズ。先物は-1%超、IVは微盛り。後場寄り後に「BOJ」を通過した先物は「HLバンド」のLラインを抜けて急落。IVは微盛りから小盛りとなった。
日米金融政策イベントを通過し「イベントプレイ」絡みのノイズが消えれば、次のマーケットテーマは米金利動向となりそうだ。先物は2月16日の高値30710円~3月5日に付けた安値28295円の2500円幅のレンジで推移しそうに見える。しかし強烈な上昇トレンドが継続しており大相場の真っただ中。
期近の残存がたっぷりと残っているこの時期、今のところわたしにはオプションでどうこうするイメージがあまりわかない。「プロテクティブ・プット」や「プロテクティブ・コール」など「いつものアレ」系はすぐに撃てるようトリガーに指を乗せておきたいが、今後のオプション戦略を考える上で、しばらく先物とIVの変化を観察してみた方が良さそうにも思える。
先物急落に対してはプット・コール共にそれなりに(そのときだけは)反応しそうに思えるが、先物が高値を高値を目指す展開となれば現在のIV水準ではどうだろうか。
2021.03.22(月)【投機筋はショート転向】
月曜日の東京市場がクローズ。先週は日米政策金利ウィークを通過し、大方の材料は出そろった。明けて東京市場の先物は「HLバンド」のLラインを下抜け、IVは「下げのP剥げC盛り」気味に推移。
以前のレポートでも書いたかもしれないが、テクニカルなものはあまり見ず、感覚で何とかするタイプのわたしが個人的に気にしている指標がある。それは「CFTC投機筋JPYネットポジション」、FXではお馴染みのやつだ。大筋のオプション戦略を組み立てていく上で、先物の大局観や「環境の変化」を感じ取ることができる指標として重宝している。
昨年まで大きくロングだったこの指標は、今年に入ってから徐々に解消されニュートラルに近づき、先週ついに1年ぶりとなるショートに転じた。投機筋は機動的に資金を動かすが、大局を表しているこの指標では、しばらくこの流れは続くと考えていた方が無難だ。
言い換えれば、昨年のコロナ・ショック以降続いている大相場の大局に変化が訪れたことが、この指標から読み取れる。よって先物は下目線、オプション戦略としては「プロテクティブ・プット」を基本にプット・ロングを絡ませたスプレッドが有効な相場付きとなるかもしれない。
しかし今日のところは、先物大幅下落にも関わらずプットは不感症。ここまで大相場が長く続いてきたこともあり、下落は押し目~の高値更新を見ている向きも多いのではないだろうか。もし先物が28500円付近のレンジ下限でも警戒感が伝わってくるほどプットが盛っていなければ、それは「ギルドの訓え・三対二の法則」により「プロテクティブ・プット」系の良いエントリーのチャンスとなるかもしれない。
いづれにしても今すぐにどうこうという訳ではないので、先週末のコメントに書いたとおり、しばらくマーケット(先物とIV)の動向を注意深く観察していこう。
2021.03.23(火)【微妙な先物水準と低くもないIV】
火曜日の東京市場がクローズ。昨晩は先物が上昇するとIVはプット・コール共に-1%ほどの剥げ。しかし明けて東京市場がオープンすると先物は下げ始め、連れて剥げていたIVも全て盛り直し。ATMのIVは19%台と、昨日から変わらず。
昨日のコメントに書いたが「プロテクティブ・プット」系などプット買いを入れていきたい相場付きではある。しかし29000円前後の微妙な先物水準と低くもないIVの中、無理にオプション・ロングを仕掛けていっても返り討ちに合うのは必至。先物が28500円程度のレンジ下限まで落ちてくるのを静かに待ち、まずはIVの動向を確認してみたい。
2021.03.24(水)【安値更新するも盛らないプット】
水曜日の東京市場がクローズ。先物は3月5日の安値を更新。IVはFOTMコールが+1%ちょっとの盛りとなり、ATMで22%前後まで上昇。プットは一時的には反応するが盛りは続かず、前日比タイ。総じてスマイルカーブは「下げのP剥げC盛り」型で推移。
先物は早々に28500円ラインを割り込み、念願の(笑)IVの変化と反応を見ることができた。先物が下落しスマイルカーブが「下げのP剥げC盛り」型となると、マーケットは典型的な「ザ・平時」の状態と言える。
つまり(マーケットが間違えているとか誰の読みが正しいとか、そういった占いではなくIVから読み取れる事実として)プットの反応はすこぶる悪く、マーケットは更なる急落や下落トレンドへの転換を全く意識していないことが伺える。
と言っても、この反応は東京市場限定かもしれない。3月22日(月)のコメントにも書いたように、むしろすでに投機筋はショートに転じていることから東京市場とNY市場ではセンチメントに温度差があるのではないだろうか。
NSからは「ギルドの訓え・三対二の法則」により「プロテクティブ・プット」を入れていきたい。ただし「オプション・ロングは生モノ」、プットは盛り続かず、イージーモードにはまだまだ程遠いマーケットであることが分かっているのでポジションは小さく、そして無理には引っ張らず、評価益が乗ったならばこまめに返済しておくほうが無難ではないだろうか。
またエントリーのタイミングについて、先物が少し反発すればすぐ剥げるので、このタイミングを待ってからの剥げ買いを徹底した方が良さそうだ。繰り返しにはなるがイージーモードではないので、積極的にポジションを取っていこうという訳ではない。得意なパターンではなかったりリスクを取りたくなければ、スルーするのも全然アリだろう。
オプション取引はその時々のマーケットのコンディション(スマイル物語)を読み取り、相場付きに合致したスプレッド(オプション特性を最も発揮するであろうスプレッド)を組むもの。無理にポジションを取って、負けるくらいなら何もしない方がまだマシだ。「勝てるトコだけコツコツ」と抜いていくのがお仕事、とギルドの始祖が申しておりました。
スマイルキャッチャーなどに狙っているスプレッドの「シミュレーション」ポジションをあらかじめ入力しておくと、マーケットの変化と経過に伴うグリークスや評価損益の推移を体感でき、実弾エントリーのタイミングを計りやすい(わたしはいつもそうしている)。
(参考レポート:オプション・ロングは生モノ)



(参考レポート:イージーモード)



(参考レポート:負けるくらいなら何もしない方がまだマシ)


2021.03.25(木)【全剥げ】
木曜日の東京市場がクローズ。先物は「HLバンド」のHラインまで上昇し、IV的ノルマを達成。IVは-1%~-2%の全剥げとなり、ATMのIVは20%前後まで低下してきた。
もう少しIVが低下してくれれば「プロテクティブ・プット」もやりやすくなりそうだ。この後NSで再び先物がレンジ下限付近を見ることがあれば、引き続き「プロテクティブ・プット」を狙っていきたい。
ただし昨日も書いたように「敗戦処理」をしたくないならムリは禁物で、マーケットはオプション・ロングに対してイージーモードではない。現に「シミュレーション」上、昨NSの深夜の剥げたタイミングで組成された「プロテクティブ・プット」は未だに救われていない。この先、先物が上昇していけばロングに傾いたデルタと「上げのP盛りC剥げ」により救われるかもしれないが、先物が反落した場合は同じようにプットが盛り返すとは限らず、スプレッドは救出不能となるかもしれない。
(参考レポート:敗戦処理)

2021.03.26(金)【上げのP盛りC剥げ】
金曜日の東京市場がクローズ。先物は「HLバンド」のHラインを抜けておよそ+400円、IV的上昇ノルマを達成。IVは美しい「上げのP盛りC剥げ」によりATMで18%台まで低下してきた。
キレイな「上げのP盛りC剥げ」により、結果的に先日からの「プロテクティブ・プット」は幸運にも救われることとなったが、ホールド時間が長く苦しいポジションとなった。このようなトレードは、できる限り避けていくのがオプション取引では長期的に利益が残ると思う。
もっと言うのなら、イージーモードではないこの局面でムリに(強引に)オプション・ロングを入れるのではなく、グリークスをフラットにした「フルヘッジ・ベア・シンセティック」が最適解だったのではないだろうか。
来週は3月配当のスナップショットと権利落ち日があり、またそろそろ04SQが意識される時期。金曜日には「NFP」を控えているが、そのあと主要マーケットは月曜日まで「連休」に入る。だから週後半は静かな展開となり、IVはしっかりと剥げてくれるかもしれない。
今週は「下げのP剥げC盛り」と「上げのP盛りC剥げ」を確認できたことで、いつものオプション戦略に変更はない。来週以降、29500円超の水準では「プロテクティブ・コール」や「フルヘッジ・ブル・シンセティック」を考えていきたいところ。
しかし直近レンジの上限がイマイチ曖昧であり、仕掛けていくタイミングが難しい。また前述のように週後半は静かなマーケットになると言うのなら、オプション・ロングを抱えたまま停滞ヨコ剥げに巻き込まれるのは【絶対回避】しなければならない。
その辺を計りつつ、次の主な狩場は再来週のSQ週の火曜日から、猟法は毎度の「専業メシネタ」となりそう。
2021.03.29(月)【後場急落の材料は?】
月曜日の東京市場がクローズ。先物は金曜夜間に「HLバンド」のHライン(IV的上昇ノルマ)を達成して引け。しかし明けて東京市場に入ると週末の材料で軟調に推移。一時「HLバンド」のHラインに再タッチしかける場面もあったが、後場の400円クラスの急落により、総じて往って来い。
「上げのP盛りC剥げ」により+1%ほど盛っていたプット(ErisP)は、後場の急落で+3%を超える大盛りに。逆にコール(ErisC)の反応は鈍く、ATMのIVは19%台まで上昇。
3月26日(金)のコメントにも書いたとおり、「プロテクティブ・コール」を仕掛けるために先物が29500円に乗せるのを待っていたのだが、達することなく下落していってしまった。急落の材料はイマイチ良く分からないが、野村絡みの続報かもしれない。影響の程も良く分からないので、この後NSの欧州市場・NY市場の様子をよく観察してみよう。
2021.03.30(火)【3月権利落ち日】
火曜日の東京市場がクローズ。先物は3月配当落ち分を消化して上昇。IVはプット(ErisP)は変わらず、コール(ErisC)剥げ。ATMでは17%台まで低下。
昨晩NSは新たな動きがあるのかと警戒するも特に何事もなく肩透かし。オプション戦略は変わらず、引き続き29500円超から「プロテクティブ・コール」を考えていきたい。
2021.03.31(水)【そう悪くはない結果】
水曜日の東京市場がクローズ。先物は-250円ほどの下落。IVは「下げのP剥げC盛り」気味に推移、ATMは17%前後まで低下。
昨晩NSオープンで先物の29500円乗せがあり「プロテクティブ・コール」を仕込むタイミングがあった。ATMが剥げたために引きずられたコール(ErisC)も十分に盛らず、スプレッドはお腹いっぱいの評価とまではいかなかった。しかしそう悪くはない結果になったと思う。引き続き同様の手筋で、レンジの上と下を狙っていきたい。
2021.04.01(木)【専業でもだいぶ苦労する】
木曜日の東京市場がクローズ。先物はレンジ内で+200円ほど、IVはキレイに「上げのP盛りC剥げ」、ATMは昨日より更に剥げて16%台。
前場に29500円乗せがあり「プロテクティブ・コール」を仕掛けるタイミングがあった。その後ラインチタイム前後であれば評価が乗ったまま返済できたと思うが、後場に持ち込めばヨコ剥げによりトントンからマイ転。「オプション・ロングは生モノ」、マーケット環境がイージーモードでない今は、評価はさっさとポケットに入れ、その場から立ち去った方が良さそうだ。
さて、兼業などで時間的にマーケットに張り付いていられないという方から、「プロテクティブ・コール」や「プロテクティブ・プット」が「オプション取引の基本中の基本」なのはわかったが、ずっと見てはいられないので良いタイミングでスプレッドを出し入れできない、と伺うことがある。
プロテクティブ系はどストレートのオプション・ロング・スプレッドなので、グリークスが大きい。だからスプレッドの評価も大きく振れるので、出し入れのタイミングが重要になってくる。夜間に良いタイミングを見つけて仕掛けたのは良いが、明けて東京市場は本業があり返済タイミングがあっても返せない、仕事から帰ってきてみれば案の定、評価はマイ転、これでは確かにもどかしい。
しかし、ではマーケットを見ていれば的確にスプレッドを組み、的確に利益を懐に入れることができるのかと言われれば、そこは専業でもだいぶ苦労する部分。逆にたまたまマーケットを見ていなかったことが功を奏した、なんて経験だって誰にでもあるはずだ。
だから「マーケットは個を気にせず」、ご自身の環境で見れる見れないとグズグズいうものではなく、マーケットとはそういうものだよと言われてしまえば、そういうものかもしれない。結局、マーケットは待ってはくれない。相場とウマく付き合いたいなら自身の生活環境をマーケットに合わせるしかないのだろう。オプション取引のような短期的なポジションをイジりたいのであれば尚更のこと。
もしタイミングを計ることが難しい場合は、「プロテクティブ・コール」に「カバード・プット」を追加して「フルヘッジ・ブル・シンセティック」にしてみるのも一つの手だ。また「ミニ売り」の代わりにATMのコールを売って「コール・バック・スプレッド」にするのもアリだろう。「プロテクティブ・コール」と比較してグリークスは小さくなり、スプレッドの評価の振れ幅も合わせてマイルドになる。
だだし「フルヘッジ・ブル・シンセティック」は「即死ポジション」。スプレッドに「プット売り」という「オプション・ショート」が組み込まれることになるので「ブラックスワン」にはご用心。それこそ仕事で見てられなかった、では済まされない結果となるかもしれない。
2021.04.02(金)【今晩NSから休場】
金曜日の東京市場がクローズ。先物は「HLバンド」のHラインを突き抜け、およそ+500円、IVは昨日に引き続き「上げのP盛りC剥げ」から「上げの全盛り」になりかけ。
スマイルカーブが「上げの全盛り」になりかけていることで、OTMコール(ErisC)が剥げなかった。「プロテクティブ・コール」は朝寄り後からHラインまでの戻していく局面で仕掛けても、全然間に合う結果となった。今晩NSには「NFP」が控えているが、来週月曜まで休場となる市場が多く、薄商いとなりそうだ(ピタリと停止するか走るかわからない)。
2021.04.05(月)【引き続き欧州市場休場】
月曜日の東京市場がクローズ。先物は+200円ほどで30000円回復。IVは「上げのP盛りC剥げ」。金曜日に引き続き、NSの欧州市場の多くは休場。
2021.04.06(火)【HLバンドのLラインを達成】
火曜日の東京市場がクローズ。先物は東京市場のオープンから30000円を割れて崩れ、-350円ほど。「HLバンド」のLラインを達成。IVはATM付近で落ち「下げのP剥げC盛り」、FOTMプットはセータ分の盛り。
特に警戒する内容も見当たらないが、NSからは営業日的に「魔水」。連休明けの夜間のマーケットの様子を観察していこう。もしかしたらSQ週の「専業メシネタ」が見つかるかもしれない(今のところわたしには何も見えない)。
2021.04.07(水)【無風の魔水】
水曜日の東京市場がクローズ。先物は見事なヨコ、IVはATMで14%台まで低下。
「ボラティリティ・トレード×ガンマ・トレード」が最大に生かせる時期なのだが昨日同様、残念ながら「SQ週の専業メシネタ」は見つけられず。こればかりは仕方がない(どうしようもない)。ヘタな手出しはせずに、チャンスがやってくるまでは静観するしかないだろう。引き続きNSもウォッチしていこう。
2021.04.08(木)【無風の04SQ最終売買日】
04SQ最終売買日、木曜日の東京市場が無風でクローズ。先物はやっぱりヨコ、期先のIVは全剥げとなり、ATMで16%台まで低下。NSからは5月限をイジることになるが、今のところところ何も書くことがない。
2021.04.09(金)【04SQ29909.73】
04SQ日、金曜日の東京市場がクローズ。04SQ値は29909.73で決まった。今週のSQ週はネタを掴むことができず全く動けなかった。気を取り直して、NSから新限月となったマーケットをぬるく観察していこう。
2021.04.12(月)【しばらく様子見の姿勢】
04SQ明け、月曜日の東京市場がクローズ。先物はやや下落、IVは微剥げでATM16%前後。今のところわたしには今後のオプション戦略が見えない。しばらく様子見の姿勢でマーケットをウォッチしていこうと思う。
2021.04.13(火)【引き続き様子見】
火曜日の東京市場がクローズ。先物は「HLバンド」のHラインにタッチしIV的上昇ノルマを達成すると、その後はキレイに反落。IVは「上げのP盛りC剥げ」だが変化はそれぞれ±0.5%ほど、ATMは15%前後まで剥げた。引き続き様子見の姿勢でマーケットをウォッチしていこう。