日経225オプション目線の【市況つぶやき録】。このページは2020.09MSQ明け(2020.09.14)~2020.12MSQ(2020.12.11)までとなります。それ以外の期間については以下の目次ページから辿ってください。

(参考リンク)
- 2020.12.11(金)【12MSQ値26,713.47】
- 2020.12.10(木)【12MSQ最終売買日】
- 2020.12.09(水)【上げの全盛りの兆し】
- 2020.12.08(火)【令和大不況の到来】
- 202012.07(月)【材料出尽くし】
- 2020.12.04(金)【週明けMSQ週は大人しいか】
- 2020.12.03(木)【クズプットが異様に強くプット・バック・スプレッドWIN大儲けの図】
- 2020.12.02(水)【NYタイムに新高値26975円】
- 2020.12.01(火)【SQ週の専業メシネタ】
- 2020.11.30(月)【寄り天新高値26890円からの-485円、IVは不感症】
- 2020.11.27(金)【29年ぶり新高値目前、東京過去最多の570人】
- 2020.11.26(木)【今晩の米市場は休場】
- 2020.11.25(水)【イエレン前FRB議長、次期財務長官に選出】
- 2020.11.24(火)【三連休明け+700円、プット・バック・スプレッド再び大勝利の図】
- 2020.11.20(金)【明日から三連休】
- 2020.11.19(木)【25500まで下げの微剥げ】
- 2020.11.18(水)【滞空時間2日、26000円定着できず】
- 2020.11.17(火)【26000円到達、プット・バック・スプレッド大勝利】
- 2020.11.16(月)【祭り?HLバンドのHラインを超える上窓オープン】
- 2020.11.13(金)【11SQ値25480.28、1991年来高値
- 2020.11.12(木)【11SQ最終売買日】
- 2020.11.11(水)【魔水、専業メシネタ、初弾必中】
- 2020.11.10(火)【先物+1000円、ファイザー逆ショックからの全戻し】
- 2020.11.09(月)【バイデン候補当確、25000円まで@35円】
- 2020.11.06(金)【日経平均29年来高値】
- 2020.11.05(木)【2020米大統領選挙・大勢判明】
- 2020.11.04(水)【2020米大統領選挙・開票速報】
- 2020.11.02(月)【2020米大統領選挙・米大統領選直前】
- 2020.10.30(金)【先物大幅下落でプットIV+5%】
- 2020.10.29(木)【ダウ-1000ドルクラス、VIX40、BOJ】
- 2020.10.28(水)【ひたすらヨコ】
- 2020.10.27(火)【ヨコだが期近>期先のサヤ拡大】
- 2020.10.26(月)【V型に微盛り】
- 2020.10.23(金)【ヨコ、剥げにくい】
- 2020.10.22(木)【両FOTMからV型の盛り】
- 2020.10.21(水)【上げの全盛りなるか】
- 2020.10.20(火)【先物-130円、ATM17%台】
- 2020.10.19(月)【ATM16%台、上げの全盛りの兆しか】
- 2020.10.16(金)【剥げ戻しに注意】
- 2020.10.15(木)【タイミング待ち】
- 2020.10.14(水)【不気味な静けさ】
- 2020.10.13(火)【ATMのIVは15%台】
- 2020.10.12(月)【2回目の討論会はキャンセル】
- 2020.10.09(金)【SQ値は23724.23】
- 2020.10.08(木)【魔木、コロナ後の高値付近まで上昇】
- 2020.10.07(水)【魔水、だけどATMのIV14%台】
- 2020.10.06(火)【トランプ大統領、退院】
- 2020.10.05(月)【金曜特盛分は全て吐き出し】
- 2020.10.02(金)【トランプ米大統領と夫人が陽性】
- 2020.10.01(木)【東証システムトラブル、終日売買停止】
- 2020.09.30(水)【米大統領選TV討論会1回目通過】
- 2020.09.29(火)【引き続き上げのP盛りC剥げ】
- 2020.09.28(月)【先物+250円、上げのP盛りC剥げ】
- 2020.09.25(金)【昨晩の盛り分を全て吐き出し】
- 2020.09.24(木)【怪しい雰囲気】
- 2020.09.23(水)【四連休中に22500割れ】
- 2020.09.18(金)【東京市場は週末4連休】
- 2020.09.17(木)【FOMC、BOJ、共に維持で通過】
- 2020.09.16(水)【ひたすらヨコだがFOTMプット盛り】
- 2020.09.15(火)【イベント控えFOTMから微盛り】
- 2020.09.14(月)【まもなく新首相決定】
2020.12.11(金)【12MSQ値26,713.47】
皆さまお給料日おつです(このノリ、スミマセン。昔からSQ通過で何となく言いたいだけなんです。よいしょ、どっこいしょ的な掛け声みたいなもので、ゲスい意味ではありません。どうかお許しを)。金曜日、12MSQ日の東京市場がクローズ。今週MSQ週はまったく波乱なく過ぎ、SQ値は26,713.47。「幻のSQ」ではない。参考までに最近はMSQの前月が荒れる傾向にあるようだ。それでは良いMSQ週末を!
2020.12.10(木)【12MSQ最終売買日】
木曜日、12MSQ最終売買日が波乱なくクローズ、とは言ってもNYタイム午後に26500円手前まで急落していく場面もあり高低差は400円とそこそこ。NSからは2021年01月限が期近となる。カレンダーの関係で期近01月限の営業日数は19日と短く、逆に期先02月限は42日と長い。
「時間的影響を排除したスマイルカーブ」の観察から限月サヤが生かせる局面があれば裏表両面でカレンダー系スプレッドを活用していきたい。以下のレポートなどが参考になると思う。
(参考レポート:時間的影響を排除したスマイルカーブ)




2020.12.09(水)【上げの全盛りの兆し】
「魔水」の東京市場がクローズ。先物は寄り付きから上昇し+300円ほど、この時間は「HLバンド」のノルマ達成で26800円に乗せている。期先のIVはFOTMプットから+2%の盛り、ATMとコールも微盛りしており「上げの全盛り」の兆し。12MSQに向けて27000円を引っかけようとロックオンしているように見える(し、ただの妄想乙かもしれない)。
この後NSからは「魔木」、引き続き先物とIVの変動を気にしておきたい。残存2日を切ってこの状況・この先物水準となると、やることは「ボラティリティ・トレード×ガンマ・トレード」と大体決まっているのだが、裏返せばセータが超キツイ。オプション特性の良いとこ取りは無理なのだから、これは当然のこととして受け入れ、あとはスプレッドを工夫して各グリークスの強弱を調整するしかない。
例えば「いつものアレ、プロテクティブ・コール」のグリークスが大きすぎるのであれば、よりマイルドな「コール・バック・スプレッド」、「フルヘッジ・ブル・シンセティック」、「リバース・コール・カレンダー・スプレッド」などからヒントを得て、それらや類似するスプレッドを組成するといった具合だ。
(参考レポート:類似するスプレッド)

2020.12.08(火)【令和大不況の到来】
火曜日の東京市場がクローズ、激悪となった「11月景気ウオッチャー調査」がコソっと令和大不況の到来を告げている以外、特筆すべき内容はナシ。商いは低調で先物は前日終値付近をヨコ、IVは期近ATMで16%割れまで剥げ、両FOTM盛りの谷型。期先は全微剥げ。この後NSからはいちおう「魔水」となるので頭の片隅で気にしておきたい。
202012.07(月)【材料出尽くし】
週明け月曜日の東京市場がクローズ。朝寄りの先物は謎に26950円まで上ヒゲを残し、その後急落。後場寄りには26500円まで売られ高低差450円の荒い動き。先週金曜NSは低調な内容の「NFP」を通過し、一部で追加刺激策を期待する向きも出てきた。
今週は12MSQ週ということでIVの反応は軽快、場替わりで上下±1%を超えてせわしく変動しているように見掛け上は見える。が、これで実際にベガが取れるかと言えば微妙。ここ最近のコメントの繰り返しにはなるが、「ボラティリティ・トレード×ガンマ・トレード」のうちガンマの援護がなければ厳しそうだ。(言うは易し、今日の東京市場の最適解で言えば朝寄りのタイミングで「プロテクティブ・プット」組成→ランチタイムに返済、などなど)
さて、材料としては新しくはないが「米食品医薬品局(FDA)、新型コロナウイルスのワクチンを数日中に許可、英は8日から接種」というヘッドラインが週末に流れていた。これも以前からの繰り返しにはなるが改めて、材料出尽くし感からの調整に注意したい。
上の画像は今年の先物日足。先物は米大統領選挙直前10月末の23000円から目先の27000円まで真空地帯を+4000円ほど急ピッチに上昇してきた。調整は上昇幅の半値となる2000円、つまり25000円程度まで押しても全く驚くことではない。これから年末に向けて参加者が薄くなるので、なおさら25000円は普通にあり得る範囲内と想定しておきたい。
2020.12.04(金)【週明けMSQ週は大人しいか】
金曜日の東京市場がクローズ。先物は前日終値付近をヨコ、IVは先日指摘したとおり場替わりで細かく動き、特にコールとATMは昨晩NSに-2%に迫る剥げからの、東京前場は全力盛り返しからの、後場は半分ほど剥げ直しと2%ほどの波があった。プットは反応鈍くダラ剥げで-1%〆。
この後NSの22:30に「NFP」が控えているにもかかわらず、ATMで16%前後まで剥げてしまった。NSは少しは盛り返すのかもしれない。しかし「イベントプレイ」の前段として盛りが取れるほどではないだろう。むしろ「イベント盛り」が観測できてから「イベント通過剥げ」を取りに行く後段を考えた方が良さそうだ。
今週は特に動きがなくMSQの前週としては穏やかな一週間だった。今晩「NFP」で特大のサプライズでもなければ、週明けMSQ週も拍子抜けするほど大人しいマーケットとなるのかもしれない、と内心感じている。
12月1日のコメントなどにも書いた通り、本心ではSQ週の「専業メシネタ」である「ボラティリティ・トレード×ガンマ・トレード」をイキって狙い撃ちしていきたいところではある。しかし「魔水」や「魔木」事案がなければ(起きなければ)、どストレートに返り討ちにあってしまうのも事実。ヤラれるくらいなら何もしない方がまだ良いだろう。
カレンダー的に16日(水)の「FOMC」と18日(金)の「BOJ」の注目イベント(BOJが注目されているかは知らない)にはカブらない期近は、今晩「NFP」を通過すればもはや用ナシの存在となることにも留意したい。
(参考レポート:イベントプレイ・前段・後段)


2020.12.03(木)【クズプットが異様に強くプット・バック・スプレッドWIN大儲けの図】
木曜日の東京市場がクローズ、今日は特筆すべき内容はナシ。先物は前日終値を挟んで上下±100円のヨコ。IVはクズプットが異様に強く、「プット・バック・スプレッド」WIN大儲けの図(過去コメント参照)。クズコールに向かって剥げ。
29年ぶりの水準で高値持ち合いが続いている。12月に入りこのまま徐々に閑散相場となるかもしれない。しかし今年の前半は史上最大にガチャついただけに、閑散相場を利用したオペレーションを企む手負いで崖っぷちの大人が少なからずいることを忘れないようにしたい(良いトレード機会となるかもしれない)。2018年は年初にVIXショックからの年末クリスマスショックで大変な年末となった。以下のレポートなどがトレードの参考になるかもしれない。
(参考レポート:クリスマスショック)


(参考レポート:プット・バック・スプレッド)

2020.12.02(水)【NYタイムに新高値26975円】
水曜日の東京市場がクローズ。先物は昨晩NYタイムに26975円まで新高値を更新、27000円目前まで迫る。しかしIVは盛り上がらず夜間のOTMプットはヨコ、OTMコールは-1%超の剥げ。明けて東京市場の先物は前日比付近をヨコ、IVはプット・コール共に微剥げで推移。
今日は特筆すべき内容はないが、ここ最近のスマイルカーブのErisチャート(ErisP・ErisC・ATMのIV推移が表示されている部分)の画像を遡ると、東京・欧州・NYの各市場でOTMプット・ATM・OTMコールそれぞれIV推移の流れが場替わりを機にキレイに分かれている。そして各市場参加者のオプション・オペレーションの違いからか、大体は前~前々市場と逆のことをやる傾向なども観察できる。
Erisチャートはオプション取引で最も活用されるストライクであるOTM(デルタ±0.1)のプットとコールのIV推移をそれぞれ表しており、スプレッドや玉の出し入れのタイミングを計るために欠かせない非常な重要な指標となっている。オプション取引の実践ではATMのIVだけ確認していても、まったく意味がない。
ATM、OTMプット、OTMコールのIVはそれぞれ別の動きをするので、それぞれを個別に確認せずにオプション取引を行うのは、とてももったいない。今のターンは盛りなのか剥げなのかを知り、なんとなくタイミングを計るだけでもパフォーマンスはだいぶ違ってくるはずだ。YouTubeでスマイルカーブの🔴LIVE配信をしているので、是非オプション取引のお供にご活用いただきたい。
(参考レポート:Erisチャートの説明)

(参考リンク:YouTubeでスマイルカーブの🔴LIVE配信)
2020.12.01(火)【SQ週の専業メシネタ】
火曜日の東京市場がクローズ。月初ということもあり先物は朝だけ強い。上窓で寄り付いた後はランチタイムまでに「HLバンド」のHラインを達成し、高値は26870円の+400円。後場は買い続かずダレた。
IVはFOTMプットから+1%を超えて「上げの全盛り」。先物は新高値ほぼタイの水準と言えどもレンジ内の動き、コールは剥げて「上げのP盛りC剥げ」となるのが自然な感じではある。個人的には朝寄りロケットスタートが影響し、コールは焦り困った向きによって、無駄に盛ってしまっただけのようにも思える。この後NSに先物が新高値を超えていかないのなら、どこかで剥げ始めるかもしれない。
という、先物はHラインにタッチしたのもののコールが盛っている事情で、「いつものアレ」は入れにくかった。NSの剥げを待ってからでも遅くはなさそう。剥げなければ今回はスルーしても良いだろう。
昨日も書いたように、今のこの相場環境なら「ボラティリティ・トレード×ガンマ・トレード」がオプション特性を最も発揮できるトレードの一つになるかもしれない。SQ週の「専業メシネタ」として過去レポートで何度も紹介しているように、ハマれば破壊力は凄まじい(決して大げさではない)。
しかし仕掛けるタイミングを誤ると相当に苦労するのも事実。わざわざ盛ったところに飛び乗ってその後に「ドッスン」剥げられでもすれば、ベガ損に加え時間経過によるセータ損も重なり目も当てられない評価に。よって冷静に・慎重に観察して最良と思えるタイミングを見つけていきたいところ。12MSQまではまだまだ時間がある。
(参考レポート:SQ週の「専業メシネタ」)


2020.11.30(月)【寄り天新高値26890円からの-485円、IVは不感症】
週明け月曜日の東京市場がクローズ。特に目新しい材料はないが堅調な金曜NSを背景に、寄り付きから「HLバンド」のHラインを抜けて26890円の新高値を付ける東京市場。しかしほぼ寄り天となったあとは、そのままストレートに売り込まれランチヨコを経てからの後場一段安。安値26405円を付けた。
先物が高低差485円を動いた割に、IVはATMから両FOTMまで前日比トントンのレベルを前後し反応はすこぶる鈍い。ATMは18%前後。今日のIVの反応の鈍さには正直かなり拍子抜けしたが、これは「環境の変化」かもしれない。
今晩NSから取引は12月分となり、いよいよ期近は残存が乏しくなってきた。今日の先物のように値幅はあっても、IVが動かなければベガ益は抜けない。「環境の変化」に備えてこれから12MSQまでは「ボラティリティ・トレード×ガンマ・トレード」を意識していきたい。
ガンマを狙うにはストライクの選定が重要となる。先物は29年ぶり高値水準にあることから今後2週間、12MSQに向けての思惑的な動きを捉えることができるかもしれない。相場環境は良好なので、準備を整えてよく狙い、ウマくハメ込んでいきたい。
(参考レポート:ガンマを狙う)


2020.11.27(金)【29年ぶり新高値目前、東京過去最多の570人】
金曜日の東京市場がクローズ。先物は後場に直近高値26715円の手前まで急伸、FOTMプットは+3~5%の盛りで「上げのP盛りC剥げ」。とは言っても「ErisP」では+1%程度で、ATMは変わらず18%前後、先物も最近にしては値幅は乏しく26500円を挟んで小動き。
引け前に「東京都で新たに570人の新型コロナ感染確認、過去最多」とNHKが報じたが、マーケットは完全にスルーした。今週になって再度の緊急事態宣言発令の前フリークキャンペーンがちょいちょい始まっているが、今のところそれも完全にスルーしている。などなど思うところが出てきた。
今のマーケットの見方は色々とあるのだろうが、評論とトレードは別物。またトレードでも思惑を当てにいくトレードと資金運用のためのトレードは別物。目的が後者であれば「ギルドの訓え・三対二の法則」に準拠した内容を無感覚にこなしていくのが無難なのではないだろうか。
2020.11.26(木)【今晩の米市場は休場】
木曜日の東京市場がクローズ。昨晩から特に目立った動きはなく、東京市場も26500円を中心とするレンジ内の動き。IVはFOTMプットのみしっかり盛り、ATMから両OTMは剥げてskewは立ち。ATMは18%前後となっている。今晩の米市場は休場、このまま材料がなければNSも更に剥げていきそうだ。
2020.11.25(水)【イエレン前FRB議長、次期財務長官に選出】
水曜日の東京市場がクローズ。昨日夜間に「イエレン前FRB議長、次期財務長官に選出、大規模財政策を支持」とヘッドラインが流れると先物は「HLバンド」のHラインにタッチ。明けて東京寄り付きで上に突き抜け、IVは+3%の「全盛り」。
しかし等倍アノマリーには@35円ほど届かず、そのまま引けまでダラ下げ。IVはランチタイムにコールが少し剥げたが、引けまでに盛り返し。ATM中心に低山型の「全盛り」となったためにATMのIVは20%前後まで上昇、東京の勇み足でだいぶ盛り過ぎてしまった感がある。NSは特に何もなければ剥げそう。
それ以外は特筆すべき新たな内容はないので戦略の変更もない。ここ最近のコメントを確認いただければと思う。この後NSの動向もよく観察していきたい。
2020.11.24(火)【三連休明け+700円、プット・バック・スプレッド再び大勝利の図】
三連休明け、火曜日の東京市場。昨晩の堅調なNY市場により先物は+250円の上窓を空けてスタート、ここは後述する「HLバンド」タッチによる仕掛けどきとなった。結局東京市場引けでは+600円超。再び26000円に乗せてきている。
11月16日(月)のコメントなどに「重要視している」と今までにも何度も書いてきた、IV的ノルマ「HLバンド」のHラインタッチからの更に等倍程度上昇、というアノマリー通りの展開。仕掛けることができたという方も多いのではないだろうか。
IVの方はFOTMで+5%を超え大きく「上げのP盛りC剥げ」に傾斜。skewは再び立ち始め、11月17日(火)のコメントと同じ理屈でスマイルカーブは「プット・バック・スプレッド」や「フルヘッジ・ベア・シンセティック」WIN大勝利の図。ATMはコール側の剥げに引きずられ、前日比ー1%の17%前後まで低下。
ATMのIVの低下と規律のある盛り剥げから、29年ぶりの高値水準ではあるがマーケットは26000円を挟んだ持ち合いにだいぶ慣れてきた雰囲気を感じる。ただ、先物が上昇すると高値警戒感からかプットがよく盛り、反落するとしっかり剥げる。この環境を柔軟に活用していきたい。
いつも通り想定と準備と構えをしながら仕掛けのタイミングまで根気強く待ち、しっかりと引きつけてからエントリー。そしてある程度の成果が出たら、欲張らずにスマートな離脱。平時のトレードはこの繰り返しであることを心がけていきたい。
(参考レポート:IV的上昇ノルマ「HLバンド」・アノマリー通りの展開)


(参考レポート:プット・バック・スプレッド)

2020.11.20(金)【明日から三連休】
金曜、東京市場がクローズ。先物は25500円程度で落ち着き、特筆すべき内容はナシ。IVはFOMTプットから盛り、ATMは18%前後を維持。
東京市場は明日から週末「三連休」、今晩NSや連休中に特に材料がなければ週明け剥げスタートとなりそうだ。ただし急低下してきたRVも未だ19%前後でIV<RVという状況、目先のATMは「ドッスン」剥げる感じではなさそう。
2020.11.19(木)【25500まで下げの微剥げ】
木曜日、東京市場がクローズ。先物は昨晩欧州タイムに高値25930円を付け、明けて東京市場の後場に安値25470円ち値幅は460円。IVは下げの全微剥げ。
460円は結構動いている印象だがIV的ノルマ「HLバンド」のレンジ内に収まっいることで、全剥げの説明は付きそうだ。画像内の「ErisP」と「ErisC」の推移を描いているEris15mチャートから±1%ほどは短期的な周期で往復していることが分かる。
しかし最近は取れない盛り剥げがやたらと多いように感じる。無理をせずに先物・IV共にしっかりと引きつけてから狙ったスプレッドを組んでいきたい。
また東京市場は週末「三連休」となる。週末リスクが意識されて明日の日中引けまではそこそこの盛りで反応するかもしれないので、そこらへんも観察していきたい。
2020.11.18(水)【滞空時間2日、26000円定着できず】
- 東京都、過去最多の新型コロナ感染者493人を新たに確認
- 東京都、新型コロナ感染警戒レベルを最高の「4」に引き上げ、時短要請検討
水曜日の東京市場は-1%超の-300円ほど。26000円台の連続滞空時間はわずか2日で終わってしまった。特段コレと断定できる下落の材料はなく、現在ほとんどの都道府県で拡大中のコロナ第3波がなんとなく要因とされそう。
YouTubeで🔴LIVE配信しているスマイルカーブのスクショのとおり、今のところ先物の下落は「HLバンド」のLラインでピタリと止まっている。これはオプション目線から「IV的に織り込み済みの範囲内の下落であり、自律的下落であればこの程度なら妥当」と解釈できる。
IVはOTMプット・ATM・OTMコール共にー1%前後の剥げ。高値警戒感が若干緩んだ結果の剥げであろう。しかしそれでも絶対値で見ればATMは19%前後はあるので、これで「しっかり剥げた」とは言えない。
11月16日(月)のコメントの通り、先物下落に対して反応するプットIVをよくよく観察していきたい。もし今日、Lラインを超えた先物の下落であったのなら、マーケットは現在織り込んでいるIVを再評価し拡大する必要があり、剥げからの盛り返しとなっていたかもしれない。
プットIVをよくよく観察というのは、つまり以上の理由によりLライン付近は、例として「プロテクティブ・プット」などを「ギルドの訓え・三対二の法則」(アゲサゲWIN・ヨコLOSE)で仕掛けるタイミングとして使えるかもしれないからだ。うーむ、スマイルカーブは物語、「スマイル物語」は奥が深い。
(参考レポート:HLバンド)

(参考レポート:三対二の法則)

(参考レポート:スマイル物語)

2020.11.17(火)【26000円到達、プット・バック・スプレッド大勝利】
昨晩の欧州タイム午後に「モデルナ、新型コロナウイルスのワクチンの最終治験で94.5%の有効性、感染予防に高い効果」とヘッドラインが流れるとダウは一時30000ドルに乗せ、史上最高値を更新。
合わせて先物も急騰、バブル後29年ぶり高値の26000円に乗せた。プットIVも+1%ほど急上昇、しかしコールIVはほぼ無反応。
明けて東京市場は26000円を挟んで300円幅の値動き。IVはOTMプットは微盛り継続だが、コールは盛り剥げを繰り返し、正直良く分からない。ATMは19%前後で推移。
気づけば10月の終わりから短期間で3000円ほど上昇してきた。このまま26000円水準で大人しく終わるはずもなく、今後も上にも下にも値幅が伴うマーケットを覚悟しなければならなくなった。
現在は上を見上げてばかりで好材料には脊髄反射的に反応するマーケットだが、冷静に下を見ればトレンドの半分程度は普通に戻すと考えておいた方が良いのではないだろうか。
というのも大相場と言いつつイマイチ盛り上がりに欠けるコールIVと、しっかり上げ盛りするプットIVから。ようするに「skewの立ち」が止まらない。
上の2つの画像は「スマイルキャッチャー」による「プット・バック・スプレッド」のシミュレーション。先週末11月13日(金)のNS欧州タイム午前に組んだもの。当時ATMであった売玉は大きく減価し、買玉のFOTMプットは全く減価していないことがわかる。結果、評価は+354,000円ほど。
このように「skewの立つ」のであれば「プット・バック・スプレッド」がWIN大勝利ということになる。しかしそれはここまでの話。先物の反落ターンが始まると途端に苦しくなるだろうし、また停滞(ヨコ)にも滅法弱い。だからこの相場に「プット・バック・スプレッド」では対応できず、「ギルドの訓え・三対二の法則」も成立しない。決して悪いと言いたい訳ではなく、ベストチョイスではなさそう、という意味だ。
(参考レポート:プット・バック・スプレッド)

ではどうすれば良いのだろうか。この相場で「ギルドの訓え・三対二の法則」が効くスプレッドとはどのようなものだろうか。
最も効果的に思えるスプレッドを見つけたら、まずシミュレーションを組んでスマイルカーブの変化とスプレッドの評価をひたすら観察し、自身と相場と玉を100%シンクロ。あとは実弾組成のタイミングを見つけ、都合良くオプション・スプレッドを組む。
タイミングが見つけられないのなら、無理に動いて取ろうとする必要はなく、何もしない。でも準備と構えだけはしておく。こんな感じで大相場の波に乗っていきたい。
2020.11.16(月)【祭り?HLバンドのHラインを超える上窓オープン】
週明け月曜日の東京市場がクローズ。先物はIV的上昇ノルマである「HLバンド」のHラインを超える上窓を空けて寄り付き、IVは+1~2%の「上げの全盛り」。
その後はアノマリー通りの展開(※8月25日のコメントや以下の参考レポート)となり、後場に上昇ノルマのほぼ等倍となる25900円を達成で+2%超、直近高値を更新した。IVはNTM~OTMプットを頂上に山形の「上げの全盛り」に変化。(追記:先物引けは25990円)
先週金曜日にSQ通過かつ「幻のSQ」となったことで上値追いは一服……と見ていたのだが、浅はかだった。早速上昇トレンドに復帰するスピード感には少し驚いている。
祭りはまだ始まったばかりか、中盤、あるいは終盤なのか。今日明日と言うことではないが、先週金曜日のコメントに書いたような事態が現実に起きるかもしれない。やはり今のうちから備えと構えをしておく必要がありそうだ。
マーケットの高値圏で組まれるオプション・スプレッドは数種に絞られるが、この大相場でオプション特性を最大限に発揮できるものを的確にチョイスし、タイミング良く狙っていきたい。
また先物反落によるプットの反応は盛りであるのか剥げであるのかは、センチメントとこの大相場の成熟度を推し測る重要な指標となってきそう。「ギルド集会所」では「スマイル物語」などと表現しているが、スマイルカーブから読み取れるメッセージを見落とさずに観察していきたい。
(参考レポート:IV的上昇ノルマ・アノマリー通りの展開)

(参考レポート:スマイル物語)

2020.11.13(金)【11SQ値25480.28、1991年来高値
11月限SQ値は25480.28円で決まった。「幻のSQ」となっているが、一応29年ぶりの高値(1991年6月限25,157.61円以来)。
本日からいよいよ12MSQの取引。昨日の内容を繰り返すことになるが、今年の主だったイベントを消化しつつ、短期間にここまで大きく上昇してきた。SQ通過が節目となることは珍しくなく、先物ちょい下げでプットが敏感に盛るなど既に一部で観察できる「環境の変化」に注意していきたい。
またタイミングを厳選した剥げ買い・盛り売りの徹底はいつものことだが、マーケットの調整局面入りにも警戒しておきたい。
なお上昇一服感から、しばらく「上げの全盛り」は見られそうにない。しかしここ最近の相場の急騰によりコールの権利行使価格の新規上場が追いついておらず、再び上昇トレンド復帰となれば、OTM~FOTMコールの狭い範囲にヘッジ買いが殺到することになりそうだ。
つまり12月限は先物の上昇ペース次第でコールが大爆発を起こす可能性も……という状況の想定をしておくと良いと思う。以下は期近12月限の現在のオプションボードのスクショ。
2020.11.12(木)【11SQ最終売買日】
木曜日、11SQ最終売買日の東京市場がクローズ。日経225は8日連騰、先物は25000円を挟んでヨコ、IVは期近・期先共に「上げのP盛りC剥げ」。
11SQの最終売買日ということでこの後のNS、特にNYタイムのSQ絡みの先物には注意が必要。また明朝のSQ通過後から来週あたりは深めの調整局面入りの可能性にも気を配っていきたい。
欧米を中心に再び行動規制が強化されつつあり、事実上のコロナ第3波の渦中と言える。3月のコロナショックのような相場にはならないだろうが、今後の拡がりがマーケットへ与える影響に気を配っていきたい。
2020.11.11(水)【魔水、専業メシネタ、初弾必中】
昨日は25000円チョードで引け、NSオープンは100円の上窓。「魔水」の東京市場がクローズするこの時間になっても窓は埋まっておらず、25450円までの500円幅のレンジ内で高値持ち合いを形成。
IVは夜間に先物が25500円に迫る上昇を見せた局面で、OTMプットは+5%の大盛りとなったがOTMコールは剥げて「上げのP盛りC剥げ」。期先も同様のIV推移。
マーケットはコロナショック以来の新展開を迎えつつある。期近は11SQまで残存は2日を切っておりセータはキツい。しかし目先の値動きは軽く+ガンマと+ベガのオプション特性を利用した「ガンマ・トレード」×「ボラティリティ・トレード」が最も効果的に生きる相場環境が到来していることは間違えないと思う。
SQ週特有の「専業メシネタ」であるが、時間との戦いになるので迂闊に飛び込むことはできない。仕掛けるタイミングを逃さないようマーケットの挙動を監視しつつ、初弾必中で狙っていきたい。
(参考レポート)


2020.11.10(火)【先物+1000円、ファイザー逆ショックからの全戻し】
スマイルカーブの画像をご覧いただければお分かりの通り、昨晩NSにとんでもないことが起きた。
欧州タイム午後に「ファイザーの治験、90%以上の確率で感染防止」とアナウンスが流れ、ダウは一時1600ドル高、30000ドル目前まで迫った。先物は一時+1000円超。IVは一気に「上げの全盛り」となり、特にプットは急騰+12%超の特盛り。
しかしNYタイムに入ると先物は26000円の手前25895円を高値に反落。明けて東京市場後場には24825円まで売り込まれ、まさかのマイ転全戻し。高低差1070円という大変動を演じた一日だった。
明日は「魔水」となる。ここ最近の高値追いに一服感が見られることからIVは剥げ転しているが、未だATMで20%台と盛り残っており値動きは軽い。引き続き急変には気を付けていきたい。
2020.11.09(月)【バイデン候補当確、25000円まで@35円】
週明け月曜日の東京市場がクローズ。週末に「バイデン候補当確」のアナウンスが流れ、東京市場は寄り付きから24500円超の上窓スタート。後場には一時+500円の24965円まで上昇。東京市場で25000円乗せは叶わなかったが、NSも目が離せない。
しかしIVは「上げの全盛り」とはならず、コールは大きく剥げており(上げのP盛りC剥げ)、先物ほどの盛り上がり感はない。先週に引き続き、この上昇トレンドをやや冷ややかに見ているのではないだろうか。
2020.11.06(金)【日経平均29年来高値】
金曜の東京市場がクローズ。昨晩「FOMC」はハト派姿勢を強め堅調、大統領選はバイデン候補が既定路線。明けて東京市場、日経平均は1991年11月13日以来、約29年ぶりの高値。IVは昨晩NSから「上げの全盛り」となっている。
が、昨日のコメントに引き続き、29年来高値の割にはやはりコールの盛り方がイマイチに感じる。「いつものアレ」を狙っていくベストな環境であるのは間違いないが先物次第、足踏みされると途端にキツくなりそうだ。
先物は25000円が視野に入っているが、残存5営業日と微妙な時期。「ガンマ・トレード」を意識するのは週明けSQ週からで良いだろう。今は「ボラティリティ・トレード」で剥げ買い盛り売りの徹底、出し入れは細かくタイミングを見極めながら対応していきたい。
今晩は「NFP」が控えている。通過すれば全てのイベントを消化した期近は、いよいよ用済み。今晩NYタイム~週明けに起きるかもしれない大き目の剥げに、ロングを握りしめたまま巻き込まれないように注意したい。それも先物次第だろう。
2020.11.05(木)【2020米大統領選挙・大勢判明】
木曜の東京市場がクローズ。米大統領選挙の開票が進みバイデン候補の優位が判明。先物は+400円超、24200円に迫るまで上昇し、コロナショック前に付けた今年高値を更新。しかしオプション市場はATMを中心としてV型に大きく剥げ散らかっており、だいぶ冷ややかな反応。
高値更新からの一段高の局面に観察できる「上げの全盛り」とはなっておらず、現段階ではこの先物上昇を全く信用していないことが伺える。オプション市場の読み通り、最後のショートカバーが終わり先物上昇はソコで止まるのであれば、やることは決まっており、そろそろ「いつものアレ」を入れていくのも良い手となりそうだ。
2020.11.04(水)【2020米大統領選挙・開票速報】
水曜東京クローズ。今年最大のイベントである2020米大統領選の開票はいまだ拮抗。先物は開票速報に振らされ前場~昼まで値幅は300円程、後場は大人しい。IVはコールから大剥げ、プットもダラ剥げ。今週は「FOMC」と「NFP」が控えているが、期近は米大統領選挙を材料に既に超盛りにつき、まだまだ剥げ進みそう。NSも目が離せない。
2020.11.02(月)【2020米大統領選挙・米大統領選直前】
月曜東京クローズ。先物は+370円と上昇。IVは午前中に大きく剥げる局面もあったが、午後は盛り返し、米大統領選直前ということで引き続き大盛り。値幅が出る環境に変わってきているのでNSの動向にも注意していきたい。明日の東京は休場。
2020.10.30(金)【先物大幅下落でプットIV+5%】
金曜東京クローズ。先物は-350円ほどとなり23000円割れ。IVはATMで27%台まで上昇、OTMプットは一時+5%となり昨日に引き続き大盛りとなっている。
2020.10.29(木)【ダウ-1000ドルクラス、VIX40、BOJ】
木曜東京クローズ。昨晩のNSにダウは1000ドルクラスの下落。IVはOTMプットで+5%とここ最近で最も大盛り。しかし明けて東京タイムが始まると先物は小反発しIVも半分ほど剥げ戻し。ATMで23%台まで上昇しており値幅を伴った動きに気を付けたい。あ、「BOJ」はイジイジ
2020.10.28(水)【ひたすらヨコ】
水曜東京クローズ。先物はひたすらヨコ。IVは今日もATMで+1%、V型に全盛り。期近は20%台となり、やはり期近>期先のサヤは拡大。
2020.10.27(火)【ヨコだが期近>期先のサヤ拡大】
火曜東京クローズ。先物は朝寄り後に上下する場面もあったが終わって見れはヨコ。IVはATMで19%台と+1%の全盛り。期近>期先のサヤはまだ広がりそうで目先のイベントに対する警戒感が見られる。
2020.10.26(月)【V型に微盛り】
月曜東京クローズ。先物はヨコ。IVもATMはヨコで、両FOTMからV型がじわり進行。
2020.10.23(金)【ヨコ、剥げにくい】
金曜東京クローズ。先物はヨコ。IVもヨコでATM18%台をキープ。先物は停滞しているが、今のところ今週の盛り分の剥げ戻しは見られず、米大統領選を前に剥げにくい環境になっているのだろう。
2020.10.22(木)【両FOTMからV型の盛り】
木曜東京クローズ。先物は‐150円程、相変わらずのレンジで23500円を挟んで小動きに終始と言えるが、23700円高値からの反落とあってIVはV字型に盛り。両FOTMでは+2%超となっておりしっかりと盛っている印象。ATMは19%前後で推移。
2020.10.21(水)【上げの全盛りなるか】
水曜東京クローズ。先物は23710円の高値を抜けられず高値持ち合い。IVは「上げのP盛りC剥げ」からの「上げの全盛り」になりかけている。最近たびたび見かけるこの局面、もはや何も考えずに準備してきたことを淡々とやっていくだけではないだろうか。
2020.10.20(火)【先物-130円、ATM17%台】
火曜東京午後。この時間の先物は‐130円ほど。IVはOTMプットで+1~1.5%の盛り。先物の下落に対応してコールは盛りそうなものだが、今のところほぼ変化ナシ。
2020.10.19(月)【ATM16%台、上げの全盛りの兆しか】
月曜東京クローズ。先物は23750円の高値付近まで再浮上。IVはATMで変わらず16%台、FOTMプットは盛り、しかしOTMプットは剥げ。コールはFOTMに向かって剥げ。安定しないIV変化の感じが「上げの全盛り」の兆しに見えなくもない。
2020.10.16(金)【剥げ戻しに注意】
金曜東京クローズ。先物は相変わらず100円程度の狭いレンジが続く。今週になってレンジが切り上がっていたが23500円ラインを割れてきたことでプットで+2%、コールは+1%ほどの盛り。この後NSはNYタイムの定期剥げと日中盛り分の剥げ戻しにWで注意していきたい。
2020.10.15(木)【タイミング待ち】
木曜東京クローズ。先物は昨日アゲげた分をサゲ。IVはATM変わらず16%台、OTMは1%以下の微盛り。時間だけが流れている相場なので迂闊に飛びこまずタイミングを待ちたい。
2020.10.14(水)【不気味な静けさ】
水曜東京クローズ。先物は地味に上目線。IVはFOTMプットから盛り、コールIVはヨコ。10SQ通過以降は不気味な静けさが続いているが3週間後に今年最大のイベントを控え、このまま平穏なはずはないと考えておいた方が良いだろう。
2020.10.13(火)【ATMのIVは15%台】
火曜東京クローズ。先物は相変わらずの小動き、ATMのIVは15%台まで低下。FOTM~OTMプットは昨日の剥げ分を一部盛り返しているようだ。
2020.10.12(月)【2回目の討論会はキャンセル】
月曜東京クローズ。先物はほぼ停止状態でヨコ、IVはSQ通過で剥げが加速、プットFOTMは-2%、ATMで16%台まで剥げた。目先のイベントだった米大統領選挙前の2回目の討論会がキャンセルされことが要因と思われる。
2020.10.09(金)【SQ値は23724.23】
金曜10SQ日、SQ値は23724.23、先物はSQ絡みでほぼ寄り付き高値。その後の日中はこれと言った材料もなく、IVはATMから剥げて17%台となっている。
2020.10.08(木)【魔木、コロナ後の高値付近まで上昇】
「魔木」東京クローズ。10SQ最終売買日。先物は明日のSQを控えてコロナ後の高値付近まで上昇。期先のIVは18%台。
2020.10.07(水)【魔水、だけどATMのIV14%台】
魔水東京クローズ。残存1.76日、先物はNY午後に-200円ほど急落したが結局は前日比まで持ち直し。IVはV型でATMはついに14%台前半まで剥げ。
2020.10.06(火)【トランプ大統領、退院】
火曜東京クローズ。トランプ大統領は退院、先物はジワジワと上昇を続けており、IVは大きく剥げる展開。
2020.10.05(月)【金曜特盛分は全て吐き出し】
月曜東京クローズ。先週末にNFPを通過し、今週はSQ週となっている。先物は+300円ほど、トランプ大統領コロナ感染という速報が飛び込みIVは特盛となった金曜の盛り分はすっかり吐き出している。
2020.10.02(金)【トランプ米大統領と夫人が陽性】
金曜東京クローズ。14時に「トランプ米大統領と夫人が陽性」と速報が飛び込み先物は-350円ほど急落。IVも急騰し全部盛りかつ特盛り、期近で一時+5%超。インパクト大の内容なので、この後NSの欧州市場の織込みや続報に注意したい。今晩は「NFP」を控えている。
2020.10.01(木)【東証システムトラブル、終日売買停止】
東証はシステムトラブルにより終日売買停止となったしまった。今のところ復旧の目処は立っておらず、明日も現物は動かないかもしれない。停止中に何かあれば避難先は先OPだろう。今のところ先物は大人しいが、プットは既に特盛、FOTMでは+5%を超えている。
2020.09.30(水)【米大統領選TV討論会1回目通過】
水曜東京クローズ、9月の相場が終わる。米大統領選TV討論会を通過し、次のイベントは金曜日の「NFP」。討論間の終了に合わせて先物は下落、IVはOTMプット剥げ、FOTMプット盛り、OTMコールは大盛り。
2020.09.29(火)【引き続き上げのP盛りC剥げ】
火曜東京クローズ。先物は強く、160円ほどの権利落ち分を即日埋めた。IVは昨日よりもskewが立ち「上げのP盛りC剥げ」が強く出ている。
2020.09.28(月)【先物+250円、上げのP盛りC剥げ】
月曜東京クローズ。先物は+250円超、IVはATMで16%割れまで剥げ落ちながら、全体は「上げのP盛りC剥げ」となっている。
2020.09.25(金)【昨晩の盛り分を全て吐き出し】
金曜東京クローズ。先物は昨晩からヨコで動意なく推移。IVは昨晩の盛り分を全て吐き出し剥げ戻し。このあと金曜NSも何もなければ剥げ続けそうだ
2020.09.24(木)【怪しい雰囲気】
木曜東京クローズ。先物は下落、IVは昨日の剥げ分を盛り返し+1%~2%。怪しい雰囲気となってきた。コロナショック以降、調整後は持ち直してきているが楽観せずにいきたい。
2020.09.23(水)【四連休中に22500割れ】
四連休明け水曜東京クローズ。先物は東京の休場中に22500円を割り込むまで売られたが、連休明けは何事もなかったようにスタート。IVはATM中心に-1%程の剥げ、FOMTは盛りでV型に推移。
2020.09.18(金)【東京市場は週末4連休】
金曜東京クローズ。週末4連休を控えて先物は完全に停止状態。IVは前場の剥げから後場盛り返し、OTMプット~ATMのみ剥げ。
2020.09.17(木)【FOMC、BOJ、共に維持で通過】
木曜東京クローズ。早朝の「FOMC」、本日の「BOJ」共に当面維持で静かに通過。先物はやや下落となり、IVは微盛り。
2020.09.16(水)【ひたすらヨコだがFOTMプット盛り】
水曜東京クローズ。先物はひたすらヨコが続く。しかしIVは今晩の「FOMC」と明日の「BOJ」を控えてFOTMプットから盛り始め、変化が表れ始めた。
2020.09.15(火)【イベント控えFOTMから微盛り】
火曜東京クローズ。東京市場は-150円程で小動き、IVはコールがFOTMから微盛り。今週は明日の「FOMC」、明後日に「BOJ」が控えている。
2020.09.14(月)【まもなく新首相決定】
週明け月曜東京クローズ。自民党総裁選の結果は15:30ごろ判明する予定。先物・IV共には日通しヨコ。動きがあるとすればNSからか。海外勢の反応も気になるところ。